山中 健

2021 29 Nov

「ヴァージル・アブロー」逝去のニュース

2014年8月に撮影に応じてくれたヴァージル

 

今朝、目が覚めてインスタグラムをチェックすると様々な海外メディアやセレブリティがヴァージル・アブローのポートレートをアップ。何事かと思い眠い目を擦りながら英文コメントを読むと、なんと逝去したとのこと。

 

体調不良は伝えられていたけどここまで重篤な状況だとは思っておりませんでした。最後まで病と闘っていたと報じられており、とても残念で言葉もありません。

 

「オフ-ホワイト ℅ ヴァージル アブロー」の創業デザイナーとして、「ルイヴィトン」のメンズアーティスティックディレクターとして様々な功績を残したヴァージル。あまりにも偉大すぎ、私が対面できたのは一度だけ。2014年8月1日に原宿のGR8のインストアイベントの時です。

 

新進のデザイナーとして注目されていた頃ですから、とてもタイトなスケジュール。その中、チームメンバーの写真撮影に応じてくれました。当時はラグジュアリーストリートブームが落ちつき始めた頃。そこに新たなカルチャーを吹き込んだのがヴァージルでした。「オフ-ホワイト ℅ ヴァージル アブロー」は瞬く間に大きなブランドとなり、同ブランドが送り出したトレンドも数多くあります。そして、「ルイヴィトン」の新たな時代を担ったのは皆さんご存知の通りでしょう。GR8で対面して依頼、ランウェイの客席は画面越しに拝見するだけでしたが、シーズンを追うごとに神々しい印象を与えていました。

 

 

しばらくは悲しみに包まれますが、彼が業界に残してくれた業績を讃えながら追悼したいと思います。