山中 健

2018 30 Aug

インテリア専門店「イルムス」のファッションフロア

デンマークといえば、モダンインテリアが見所。コペンハーゲンのストロイエにあるイルムスの本店「イルムスボリフス」は、モダンインテリアの専門店として90年以上の歴史を持ちます。

イルムスの日本の展開は、西武百貨店が業務提携し、1998年にスタート。現在は伊藤忠商事が資本参加し、投資会社子会社が運営しています。日本では、高級インテリアブランドというイメージを持つ方が多いと思います。

しかし、この「イルムスボリフス」は高級な住関連百貨店というイメージ。そして実はファッションのフロアがあります。インテリア専門店がファッションを扱うケースはありますが「イルムスボリフス」は、平場もありブランドコーナーもあります。

主力ブランドは、スウェーデンの「Fillipa K」、地元コペンハーゲン発の「RAINS」など。シンプル&モダンなスカンジナビアンファッションが中心。パリのBHVと同様、住関連とファッションの融合を感じさせるMDです。私が訪れた時はセールの時期でしたので、陳列は乱れがちですが・・・・。

有隣堂が東京ミットドタウンに「ヒビヤセントラルマーケット」をオープンしたり、カルチャーコンビニエンスクラブがツタヤ家電を開発したり、ホームセンター島忠との協業を発表したり・・・日本では、住関連小売の業態革新が進んでいます。住関連小売のライフスタイル化、ファッション化、ブランド化のモデルの一つとしてあげられる店舗と言えそうです。

 

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