山中 健
2019秋冬パリメンズ このインビがすごかった
毎冬恒例のパリメンズ取材に行ってまいりました。私のコレクション解説は、別記事でさせていただきますが、ここではパリメンズのショーやプレゼンテーションで感心・感動したコト提供について書いていきたいと思います。
まず、最初は「プロローグ」。ショーにおけるプロローグは、各メゾンが凝ったインビテーションでしょう。NYやロンドンではデジタルインビテーションが多くなり、パリもだんだん増えています。
確かにデジタルインビテーションの方が、デリバリーミスも少ないですし、持ち運ぶも楽で、便利です。しかし、各メゾンが郵送やバイク便で送ってくるインビテーションには、毎回感動や驚きがあります。これもコト提供だと思います。
今回の中で豪華だったのが、LVMHグループの3ブランド。「ディオール」、「ルイ・ヴィトン」、「ベルルッティ」です。
「ディオール」は、キム・ジョーンズがメンズのアースティック・ディレクターに就任以来、インビがちょうど入るポーチを送ってきます。このポーチに施したデザインが、そのコレクションのキーとなるもの。今回は、協業パートナーであるアーティスト、レイモンド・ペティボンが描くモナリザのイラストでした。
「ルイ・ヴィトン」は、片側グローブがインビテーションです。マイケル・ジャクソンを彷彿するそのグローブ。NYのセットを組んだショーのプロローグです。
今回、クリス・ヴァン・アッシュを迎えた「ベルルッティ」は、靴の木型に使うのような重厚な木片がインビテーション。老舗シューズブランドらしい、コト提供です。
そして、何よりびっくりしたのが、「ジャックムス」。ホテルで、「インビテーションは無いか?」と聞くと渡されたのが、布に包まれたパン、、、、。食べると、本当に美味しく、毎朝いただきました。これもショーの重要なプロローグでした。続きは後ほど。。。
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