山中 健

2018 15 Sep

渋谷ストリームをチェック

9月13日にオープンした「渋谷ストリーム」。昨日の9月14日に行ってまいりました。

「渋谷ストリーム」は、東急線の跡地に開発されたオフィス、ホテルを核とした複合施設です。東急グループが推し進めている渋谷駅周辺の開発事業の一つ。

渋谷の南口、渋谷川沿いと、これまで未開発エリアの開発で、渋谷橋交差点にできた渋谷ブリッジと共に、代官山方面に人の流れを作る開発としても注目を集めました。

 

テナントは、飲食・最寄物販のみ。ファッションなどの買回品はありません。周辺就業者、都市環境客がターゲット。そのため、居心地の良さを追求した環境作りを行っており、それが最大の魅力です。

東京の方はご存知の通り、渋谷川は「ドブ川」として知られた小川。その後、浄化は行われてきましたが、オフィスや住宅の裏を流れる日陰の存在でした。その渋谷川を、見どころに変えていることが大きな話題です。川岸からは無数の水の"糸"が流れこんでいて、夜になるとライトアップされ、リバーサイドの楽しさを追求しています。

館内も、オープンスペースが多く、テラスを設けたレストランなどもあり、天気の良い日などは最高の居心地です。

このような施設は、商業の効率としてはあまり良くないもの。しかし、オーバーストアと言われて久しい現在の日本においては、このような非効率への挑戦が求められるのかもしれません。

同施設では、商業ゾーンでは非効率の挑戦をしながら、オフィス(グーグルが入居)やホテル(エクセル東急)のテナント賃料でバランスをとるということなのでしょう。さすが東急グループの余裕ということでしょう。

 

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