生地 雅之
消費者目線・5
最近お客様目線で感じるところが多くなったのです。
過日(約2年前)にそれまで車を使用しており、地方のリサーチ等は自ら車を運転していたものでした。過日に自分の不注意で自損事故を起こし、査定で50万円貰うか、保険後の自分負担の修理代を190万円払うかの選択に、迷わず後者を選んだのです。
日本の高齢者とは、一般的に65歳以上の人を指します。ただし、高齢者の定義は、時代や法律、制度によって異なり、一律ではありません。要はWHOでは規定されていても、日本は正式な決め事ではないのですが、65~74才までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者とのおおよその区分があるようです。
私事ですが。小職はもう数年で後期高齢者の枠に入る寸前であり、人身事故をやる前にその前に廃車したとの判断でした。当時は妻からも免許の返納依頼があり、さすがに身分証明と地方でのレンタカーを借りると言う言い訳で現在も免許は保持していますが。
この事によりリサーチは地方も公共機関(電車やバス)で行っており、よりお客様の立場での判断ができつつあります。弊社コンセプトの「お客様目線とプロの技」の「プロの技」部分は別途ノウハウですが、
数年程前から糖尿病を患い、それまで喫煙・飲酒はしないのでしたが、甘い物が大好きで、コーラやチョコ・アイス三昧でしたが。ある時A1Cを調べる機会があり、なんと14台(本来は6,8までらしい)まで到達していたのです。血圧も上が170台を超す状態で、自己健康管理ができていなかったのです。忙しいので「入院即点滴」と言われたのですが、薬での対応を依頼し、インシュリンを打つ手前だったのでした。
足(内もも)が痛いので、マッサージを8軒程度、医者を7軒程度変えてみても、知人が1日8000歩歩け等の意見を聞いて歩いても(ジムでプールで歩いても)一向に回復せず、最後にと漢方の医者に見て貰ったら、「痛いときは休みなさい」との事で、仕事を集約して合間に休みを挟んだら3か月で痛みが引いたのでした。知人(素人)の意見は所詮プロ(医者)ではなく、セカンドオピニオンにはならない事を実感したのでした。
小職は医者の意見をストイックに順守するので、A1Cが1ト月に2づつ下がりだし、数か月で7台まで下がりましたが、その影響か股関節が痛くなり、医者に相談すると一気に数値が下がると痛くなるらしいので、そのような人(遵守する人)が少ないらしくアドバイスしなかったようなのです。その時代の影響か現在は痛くないのですが、歩く時に足をかばう癖が残っているのです。現在は血圧も通常に戻り、血圧の薬を辞めましたが。A1Cも6.8に落ち着いています。
1. お客様の声を聴くだけでは上手く行かない
あるコラムにヘンリー・フォード(米国の自動車王)がお客様の意見を聞くだけではNGで「早い馬を探してくれ!であれば自動車は生まれていない」とのコメントを読みました。至極もっともであり、どこかで記載しました売り場の構築・運営マニュルも同様で「当たり前の事を当たり前のように実行することがどれだけ難しい」のか?
過去に業界紙にこのタイトルの記事を寄稿した時にコレド日本橋に本社のあった某大手百貨店の親会社のNo.2(常務)が記載当日にお会いしたら、「できていません」と手を付いて詫びられました。その方が百貨店業界のTOPでもその企業のTOPでもないので、「謝る必要はない」と返しましたが、現実を認識できていない経営者の如何に多い事か?
2. JR立川駅員の障碍者誘導事例
先日JR立川駅の構内で見たのですが、駅員さんが盲目らしい(白い杖を持った)女性をホームまで誘導していたのに遭遇したのです。その事自体は素晴らしい事なのですが、駅員さんも次の仕事で頭が一杯なのか、滅茶滅茶早いスピードでの誘導だったのです。
その誘導されている人はどこから階段でか判らず、駅員さんは声をかけての説明はしていたものの、急に階段に遭遇することも予想され、怖かったのではないのかと思いました。駅員さんが自分が盲目であり、誘導される側ならどのように感じたのかを意識してみると判るのでしょうが?
3. バリアフリーの考え方
最近上記のようなので、電車やバスを使うケースが多いのですが、まだまだJRや私鉄でもエレベータの設置されていない施設も多いのです。駅構内にはあっても2Fに改札口があり、ペデストリアンデッキまでは駅中でない所から上がり、改札に向かうのです。どこの管轄か不明なのですが、自分の所は自社がやるのですが、そこまで来るのに、一苦労なのです。
また、最近はエスカレータが1本しかない所は昇りのみが多いのですが、高齢者に聞いてみて欲しいものです。昇りと下りのどちらが必要か?小職の意見だと下りが落ちそうなので怖いのですが、昇りは手すりを持てば大丈夫なのです。手すりのない階段もあるので、そこは壁に伝っているのですが。片方しか手すりのない階段もあり、不親切極まりないのです。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
弊社へのご連絡は、APPAREL-WEBのお問合わせより、お願いします。