生地 雅之

2023 06 Nov

最近の店頭リサーチ・上

1.そよら武蔵狭山

9月末に掲店に行ってきました。西武線の武蔵狭山駅から徒歩10分強の元マイカル跡地にできたリテール(GMS)のそよらです。なかなかの作りで2層とはいえ、ほとんど1Fがメインなのです。窪みにあり、2Fから出ると駐車場になるのですが、2Fからは一旦1Fに下りないと敷地の外には出られないのです。(見えているのに繋げば)

陸の孤島なので、競合がそう出ないでしょうから、売上は安定するでしょう。

食品の価格は新店の場合は既存店に比べ、ほとんど高めなのです。

1Fに食品のみではなく、衣料品もあり、マーケット的にこれ以上コンテンツを広げても、効率が取れずに高層にはできないのでしょう。

但し、天王町といい、マイカルの跡地の好立地を上手く運用できるのなら、もっと早く開店させるべきだったのでしょう。「勿体ない」の一言です。

敢えて、課題と言えば、この地域でのこの店の認知度が低いことでしょうか?

開店日後暫くして、夕方行ったのですが、場所が判らず駅前の20時まで開いている図書館の受付で聞いたのですが、図書館員3名のうち開店していることを知っていたのは1名のみであり、この地域のお住まいの人や働いている人に対しての告知の弱さが露呈してしまっているのか?この店も「勿体ない」のです。

2.千葉そごうショールンミング化の第2弾のデパ地下バージョン)

10月に入って渋谷で最初に展開しだしたチューズベース渋谷(ショールーミング化)の第2弾ですが、その後のマルイのベータや東京大丸の明日見世、新宿高島屋のミーツ・ザ・ストアもすでに数年経過しているのに2号店・3号店の広がりが見えません。儲かっていないのでしょう。最近このブログにも「売らない店は売れない店のなれの果て」やセレクトショップ系のネット専用ブランドの実店舗展開(失敗)も記載していますが、儲かっていないのは明白です。特に百貨店系の店は苦しんでいるようで、ままごとのような新規事業はまるで体をなしていません。

叩かれるので、儲かっていないのに2号店を出しているように映るのです。T社は信託の2号店、S社はこのようにカテゴリーを変えてTRYしており、D社は即撤退との方向です。M社は新規事業が下手なのか、mr通夜の案のコピー程度の発表をしても、未実施であり、手も出せていませんが、結果正解かも。

 

.MINA町田(FR=ファーストリテーリングが運営しているファッションビルで津田沼、天神等にあり「鳴かず飛ばず」なので、大きく告知もされていませんが)

ユニクロを大きくリニューアルしての改装なので、見に行きましたが、1Fの食品スーパー(文化堂)とユニクロで持っているのです。

 

4.ジョイナステラス二俣川

相鉄線の二俣川(駅と駅外のジョイント)にある既存のジョイナステラス1+2(食品スーパーの相鉄ローゼンとFASHION中心)に3(駅上)ができたのです。3層で食品と食物販中心であり、当然の流れなので、OPEN翌日も潤っていました。このエリアには適度な大きさなのです。休日にはカフェやレストランが不足のように見えますが、平日を考慮するとこの程度で

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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