生地 雅之

2023 13 Nov

最近の店頭リサーチ・中

1.津田沼VIIT(元津田沼PARCOのB館)

  10月初旬に掲店に行ってきました。津田沼PARCOは閉館して、駅から見ると後ろ側(B館)のみがデベロッパーに買われ、地下の食品(これからOPEN)するおそらくベイシアグループのカインズの食品~これがメイン)以外がOPEN したのです。

1Fの無地を始め、何故ここにでたのでしょう。駅側のA館がまだ網を被っての工事中であり、駅側のペデストリアンデッキで繋がっていたので、入館は便利であったのですが、そのA館が邪魔をしてB館(VIIT)がまるで見えないのです。最悪。

 

A館がこれからどのようになるのかは不明ですが、B館を買ったところではないようです。

買っていたらA館からOPENさせるし、最低同時でしょう。どちらにせよ別運営は妥当でしょう。A+B館で1館体制の館は各館毎に1MDにしないと生き延びないのですから、たとえば渋谷西武のA+B館や、新宿伊勢丹、日本橋三越、神戸阪急等が該当します。

銀座三越は「新館」と呼んではいるものの、繋がっているので、問題ではないのです。しかし、お客様からはまだ「新館はどこですか?」と聞かれるくらいの認知度なのです。要はゆながっているので、お客様から見れば1館なのです。

 

2.イオンモール羽生の別棟のNINOWA

   イオンモールがヨーカドーの「TOYLOPARK」対抗してか、切り出し型のOUTDOORを展開し始めました。第1期OPENの10月14日の前日13日に行ってきたのですが、理由はこの行程にその日のアポイントがあったのでとイオンはソフトOPENと称して1週間くらい前から展開しているケースも多いので、

 

やはり既に2店舗OPENしていました。最終は7店舗のアウトドア系のブランドの館を本館とは別エリアに個別に並べるだけのようで、まるでイオンモール高岡の南館=2Fから繋がっている)予定らしいのです。残りの5ブランドはまだまだ先の予定でした。なぜ11月14日がOPEN なのか?

テナントとショップの設定のコンセプトのコントロールができていないのでしょう..アルペンアウトドアーズとモンベルの2ブランドですが、モンベルはともかく何故アルペンアウトドアーズ(品揃え型専門店)が並びなのでしょうか?

 

まるで昭島に過去から存在するアウトドアビレッジのコピーそのものです。この昭島も十数年存在していますが、現在も閑古鳥か鳴いています。長い年月を掛けて、常連客を取り込んでいるようにしか見えず、平日は全く人がいないのです、一番奥にある広場に近隣のおばさん達がお茶に来ている程度で、維持できているのが謎のエリアなのです。既存客を維持できないで商業施設は成り立たないのですから、

丸投げでしょうが、運営会社の選択眼がなかったのでしょう。どこが良くて、どこが悪いのかを見極められる企業を選ぶ目がないのでしょう。

 

3,三井アウトレットパーク木更津の新コンセプトエリア

やっと見に行ってきました。アウトレットとは別エリア(道路挟んで隣ですが)アウトレットの横にオフプライスショップを編集型で作ったようなものでした、

入場料を1人400円取り、入って買い物ができるのです。買うものがなくやっとポケットチーフが、定価5000円のものが700円弱であったので、10枚弱購入したのですが、それがなければ、通常なら入場料の価値もないのです。

要はアウトレットであり、東京からも多く来店されるので、新規顧客は小職のように「物見遊山」でも1回は入るのでしょうが、2回目はないのです。上記に記載のように既存顧客を無視して成り立つ商業施設はないのです。(いくらアウトレットで、既存顧客比率が低くても)

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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