生地 雅之

2024 08 Jul

リニューアルとは単なる売場移動か?

最近リニューアルと称して単なる売場移動程度での集客しようと居ているのが目立つ。

イオンスタイル新浦安店の章句品売場はレイアウトを変えただけにしか見えないのに

リニューアルと表現し、どこをどうしたのか全く素人目線では見つけられないのです。

逆に食品売場等は場所変更したので、お客様がうろうろと探し回っていて、店員さんに聞い「これはどこですか?」と聞いているシーンを見かけます。

 

食品メインに来られるいつものお客様は場所で覚えている場合が多いので、「これはここ、それはそこ」と覚えているものなのです。確かに、天井から吊り下げられている看板には同じ色の字で表示はされているものの、誰も字は読まないのです。いつも提言していますように、トイレの男性の形のマークと女性のそれを黙って色塗りを逆に(男性を赤かPINKに、女性を黒かBLUEに)してみれば逆に入る人の多さを検証下さい。如何に人間は字では読まずに、形や絵柄(色)で判断している証左なのです。

 

この事を見ても、展開場所を簡単に変更することは「愚の骨頂」であり、リニューアルの言葉を商品レイアウトの変更ではなく、違う形でのアピールが必要不可欠と言えるのでしょう。どこかのモールもフロアガイドにリニューアルした箇所を囲ってあり、そのを中心にみて前回との差を確認したことも多いのです。果たしてリニューアルとは見てわからない程度なのでしょうか?

売場を変更された人には当然その意図があるのでしょうが、来店されているお客様に伝わってこその集客装置であるべきなのです。

 

6月下旬の日曜日にイトーヨーカドー四街道店に行ってきました。6月21日(金)リニューアルOPENとの事ですが、これも上記同様でした。前回はただ広いフロアの2層であり、

特徴が全く分からなかったのですが、HPに前日か当日に表現されていたのです。

誰もHP等見ていないのでしょうから、当日近辺の表現でも良いと考えているのか、

HPを軽視しているのか?必要ないなら掲載する必要もないのでしょう。社内上層部向けHPなのでしょう。HPを活用するなら、お客様が見やすいHPにして、リニューアルOPENも最低1週間前(通常1か月程度前)には掲載して、来店を促す施策も取り入れ、集客を見込むべきでしょう。すべての施策が役に立っていないのか、リニューアルOPENした2日後の日曜日でさえ売場は閑散としており、エスカサイドにあるベンチに涼んでいるだけか、時間潰しか、座っているお客様の方が多いのは何故なのでしょう。惰性で、誰も何も感じなく、考えなくなってきているのでしょうか?売場・売上を何とかしようと店長含め、従業員も動かないのでしょうか?

 

要は社員を動かすのは、結果がすべての評価制度の明確化(ガラス張り)、信賞必罰の徹底しかないのです。人事制度と教育の徹底を望むものです。まだまだ教育すれば、

勿論教育の方向性も重要なファクターですが、やっているのでしょうが、やっても無駄と思いつつやっているようにしか見えませんが、残念です。

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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