生地 雅之

2019 10 Jun

どうしたスポーツ・アウトドアブランド?

オリンピックを目前にして、スポーツブランドやアウトドアブランドのお店が閑散としています。

企業としての営業利益や経常利益は確保できている企業もあるのですが、リアルのお店はどのエリアに行ってもお客様がほとんど見受けられないのです。アウトレットでさえ、、

 

通常のファッションショップはその以前からガラガラでしたが、レディスからでも少しずつお客様が戻りつつあります。苦しいながらも自助努力してきたのが実を結びつつあるのでしょうか?これは百貨店やGMS,ファッションビル(FB)やショッピングセンター(SC)を問わず。

 

それとも買う事を我慢してきた反動(リーマンショックや大災害の後のような)なのでしょうか?

オリンピックの期待値はともかく、他力依存では何も変わらなく、自ら仕掛ける事が必要であり、自社・自店のお客様を見極め、彼らのタンス在庫の無い服を提案すべきなのです。

 

今やGMSの肌着や靴下、ユニクロのフリースでさえ、必需品で無く必欲品と意識しないとマーケット判断を間違うのです.衣料品の中では必需品に近いのですが、要は肌着や靴下は破れたら買い替えるものではなく、靴下など足は2本しかなくても沢山持っているのですから、

 

食欲はおにぎりでお腹が一杯になれば、フランス料理のフルコースを出されても入らないのですが、物欲や名誉欲(出世欲)は「欲しがる人にはエンドレス」なのですから、タンス在庫にないものを提案して、欲しいと思って頂けるか否かなのです。

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の

兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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