生地 雅之
消費者目線4
過日(6月16日)ブログの続編です。
1. 行政の工事の表記対応について
先日前回より50日程度後に現地を訪れる機会があり、再度出向いてきました。
4月末に表題の場所に訪れ、行政に疑問を呈させて預いたのですが、今回再度訪問でき、今回は東武線の足利市駅からJRの足利駅へのコースを辿ったのです。既に渡良瀬川の中橋は改修され、工事期間は令和6年の秋から令和10年の秋までの表記はそのままで)臨時の人口橋は撤去されていました。改修後の橋を渡りJR側の土手を昭和通りの永楽町迄戻り、JR側に土手を降りたのですがを、そこの立て看板はまだ人口橋が残っており、それを渡るような表記のままだったのです。
工事が早く(5月11日には完成)終わったのは良いのですが、表記を見ると「頭隠して、尻隠さず」状態でした。行政各位が全国このような対応している訳ではないでしょうが、工事業者に一任し、任かせっきり状態と見受けられるのです。忙しいのは判るのですが、担当者が見に行けなくても、責任感があれば工事業者に写メや文書での表記を提出させ、確認することもしていないようなのです。
市役所の窓口営業時間を75分も短縮しており、一般的に今や市民のために水曜日は20時までも延刻したりしているのですが、働き方改革という言葉を前にして、変更しているようです、これば各行政の考え方なので、それはそれとして、市民目線に寄り添った対応をしている様には見えません。日本の行政がすべてこのような対応をしているとは思えませんが、落語の「ゼンザイ公社」の状態(窓口を振り回される)は他でも見られるのです。最近それなりの回答が届きました。
2. 某百貨店のHP改修について
某銀座の百貨店が、イベント等の告知の日付を消し、どれが新しいのか判らないようにし、新着情報はメールアドレスに登録が前提になったのです。恐らくサイトビューは激減したことでしょう。小職はアドレスの入力場所を変えたと思ったのですが、そのままで変更なくヴィトンが4層になるのでそこからのプレッシャーかとの他の業界人のコメントだったのですが、そうではなかったようです。同様に9月1日に某大手百貨店がHPポリシーを打ち出したのですが、3日後には削除されていました。何か問題があったのか、過去の7月21日付けと同内容であり、再度の表明だったのですが、告知もなく削除されているのです。告知もしなく、がそのままでタイトルのみを変えているものもありましたが、
3. 川口同盟って何?
過日にららテラス川口(川口そごう跡地)がOPENし、ネットニュースで川口のららテラス(駅前)とARIO川口(駅から徒歩10分強)とイオンモール2店(川口・川口前川=不便なバスか車しか行きにくい)とららガーデン(過去から存在していたが、川口駅からバスで数分のGMS・車よりもバスの来店客が多い)がコラボ(提携)して川口を盛り上げるという企画だったので、見に行ったのです。ARIOはベイン(ファンド)に買われたヨーカドーであり、ららテラス&ららガーデンは三井不動産、イオンモールは別企業(イオンG)であり、コンペチターとの協業は珍しいからなのです。通常産学共同との民間や大学・行政・不動産業等とのコラボは多いのですが、基本は民間がイニシアティブを取らないと上手くまわらないのです。
南栗橋駅前には産学共同(5業種)と謡いながら、民間の小売業以外は何もしていないように見えるレベルなのです。基本的に小売業中心の企業が各地域との行政との包括提携を多く結んでいますが、ほとんど何も行なわれていないのです。南栗橋も不動産屋が駅前に建てたマンションを売りたいらしいのですが、不動産業は何もしていなく、東武電鉄でこの駅がこの線の終点なので、急行の始発駅との触れ込みなのです。(当たり前の事ですが)
話を戻して「川口同盟」も駅前のららテラスと駅前から徒歩10分強のARIO川口の店長同士は話し合っているようで、顧客が違うので食い合いはないとのコメントです。ららテラスは元百貨店であり、エイジが高いと踏んだのか紙のフロアガイドをつくり過ぎたようで、開店1か月以上経過する現在でも殆どの出口に紙のフロアガイドが山積されており、消化できずにマーケティング(特に客質)の読み違えでしょう。
現在はFBになっている事もあり、30~40歳代の女性が多いのです。一部の人は「デパ地下に行っていないから」との声もきこえましたが、一部でしょう。まるで過去に都心の某百貨店が企業柄のエコバッグを1000枚(1か月の入店客数の何%を想定したのか)しか作らず、即完売しTOPから叱責を喰らった真逆であり、その追加数がまた多過ぎてやっと消化できた事と同様の事象です。
小売業同士であり三井不動産はテナントの家賃収入ではあるものの、ARIOは自前で食品等も展開しており、アイテムとしてはバッティングしているのです。地域密着しているのですからお客様がどちらかを選べば間違いなく反対側の店は取り扱いが減少するのです。売れなくなると当然家賃も払えなくなるのは明白ですから、継続もできなくなるのです。
両TOPは「マーケティングの何たるか?」を知らない素人なのでしょう。また下記のように「頭でっかち」であり、TOPの思い(やりたいことが具体性を持って)が現場に伝わっていないのです。「笛吹けど踊らず」の状態なのです。TOPは自らできる事を現場(部下)にやらせるべきで、自分の出来ない事をやらせるなら(部下ができるなら)ポジションを交代すべきなのです。
また、イオンモール2軒は、「川口」にあると言うだけで名前を利用しているレベルで、人のいるインフォメーションに聞いても、認識もしていなく聞いてからPCで調べている状況なのです。回答は各店が川口という名前を使用しているだけで店としては関知していないとの事です。イオンモール川口には「川口同盟」という大きなステッカーが2Fへのエスカレータのサイドに貼ってあるのですが、イオンモール川口前川などはステッカーもなく、自店イベントを案内をする始末でした。こちらの方が商売っ毛はありましたが、
アリオ川口とららガーデン川口はGMSの2層でありながら、人のいるイオンフォメーションがありましたが、両店とも知らされてもいないし、やってもいないのです。最近できたららテラス川口はそごう跡地なので6層ですが。人のいるインフォメーションはなく、地下の食品売場にはデべ社員がいるだろうと思い行ったのですが、テナントの人だらけで、バイトから責任者に来てもらったのですが、テナントの責任者の人しかいなく、やはり聞いていない・やっていない(HPでの告知ならそこで記載しているのではとの回答があり、まだですが)の回答でした。AEDは設置されているものの使い方等はどう説明しているのか不安でした。ららガーデン川口の方が過去からあるので、1FのGUの前でデべ主導で防災訓練をやっていました。
小売業全体では、提言していますようにイベントを活用して売上を取りに行く貪欲性は感じられなく.,縦割組織の弊害か「私集客担当=売る人ではありません」が横行しているようです。特にイオンはそうで「COOLで、、」集客しているのですが、IYの方がモノへつなげようとしているのです。(結果は別として)、百貨店も同様に小売業全般に本部の人の意向が売場迄はなにも伝わっていないのです。何を聞いても「取り扱っていません」のオンパレードで代替品を提案するなどの教育もされてもいないのです。(品出しだけのパートなので教育も期待もしていないのでしょう)
また百貨店は取り上げが早すぎ、おいしい時に果実が取れていないのです。導入期・最盛期・衰退期の判断が早すぎて間違っているのです。GMSほど遅くなくても。レンタル事業などは銀座でTRYしてももうやめており、別百貨店はレンタルをECで現在も継続しており、赤字だから既存事業の深堀(基本に忠実に)で改善せずに、新規事業に手を出す始末です。
建値消化と在庫削減がキーなのでしょうが、別の百貨店のEC黒字化は基本に忠実で前期できたのですが、これからは売上を大きく伸ばしながらの黒字継続は至難の業でしょうが。GMSはリアルで継続(店舗展開を広げており)しており、今までが低効率だったので、少し良くなったから継続しているようです。本来ならこのアイテムでの目標効率はこのくらいで、それを上回っているから継続する判断をするべきでしょう。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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