生地 雅之

2018 16 Jul

ビジネスモデルのビジョン構築

小売業界は、昨年まで厳しい環境下に置かれ(今年も?)、業績が悪化している企業も多く出てきています、しかし、反対には儲かっている企業も多くあります。その差は何なのでしょうか?ずばり、経営者の力量の差なのです。

 

各企業は既存事業に限界を感じ、新規事業に乗り出すケースが増えています。

特にEC事業はその最たるもので、「猫も杓子も」状態です。

話題のアマゾンは現在の姿になるまでに、どれだけの勉強をし研鑽を積み、ここまで来たのでしょうか?旧態の事業会社よりは早くジャッジし、進んできたとは思いますが、一朝一夕で到達はしていません。

 

勿論後追いの企業はAMAZONが5年でやってきたことを3年でクリアし、残りの2年でそれ以上のことを積み上げれば、距離は詰まるのです。

但し、すべて経営者が新規事業を部下に丸投げでは全く進みません。部下ができるならその方がTOPであるべきなのです。

 

経営者はその作り上げたい事業ビジョンを概要程度でも構築し、儲かるか否かをおおよそでも見えてから現場に落とし、推進されるべきなのです。勿論丸投げどころか計画を策定させ、事前確認、中間報告、結果報告まで事細かく確認しながら、事業を進行させるべきなのです。

結果責任は経営者なのです。そうしないと新規事業など構築不可能なのです。

 

上記アマゾンは小売業が忘れつつある(頭ではやっていると考えていますが、実践は大きく崩れつつある)顧客目線の徹底を、時代に合わせての柔軟な対応で推進してきているのです。

よく見て頂ければわかるのですが、好業績の裏には真の小売業のお客様目線でお客様を見て、プロの業で改善し、大きく改修を要する場面では改革まで手を付けているのです。

 

何も怖がる必要はありません。自社でできる事、やりたい事を明確にし、時代時代に合わせて柔軟な対応ができれば自社領域でのNO.1かONLY1になればよいのです。但し、もっと大きな波に巻き込まれる恐れはないとは言えないのです。これはアマゾンのみではなく、震災などの不可抗力な部分もあるのですが、人災は防がねばなりませせん。人間が考えている枠内なので。知恵の勝負なのです。自社のお客様は自社で把握し対応すべきではないでしょうか?

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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