生地 雅之
買えない売場・画面
小売業界は、昨年まで厳しい環境下に置かれ(今年も?)、業績が悪化している企業も多く出てきています、しかし、反対には儲かっている企業も多くあります。その差は何なのでしょうか?ずばり、経営者の力量の差なのです。
また、現場(売場・画面)にはまだまだ不備があり、買えないのです。リアルの売場もオンラインサイトの画面も何故か買わないで帰るお客様が多く存在しているのです。
来店者やサイト訪問者はそこそこいらっしゃるのに、なぜ買わずに帰られるのでしょうか?
原因は明白です。
1.お客様はすべての人が欲しい商品を定めていての来店ではないのです。
2.目的買いの人でも、欲しい商品があるのに辿り着かないのです。
対策も明白です。
A.)上記2の取りこぼしをなくすることです。判りやすい売場・画面構築が欠けているのです。
まずは自店・自社サイトで商品を買ってみる事なのです。その後、他店や他社サイトで商品を買ってみる事です。どちらも買えないのです。特に自店や自社サイトは事情を分かっている場合は利便性のなさには気が付きにくいものなのです。
B)上記1には、自店のお客様をしっかり見て、どのようなモノやコトに興味があるのか?
要は自店のお客様を知る事から始まるのです。売上が取れないのは自店への来店顧客のニーズとご提案がずれている以外はないのですから、顧客データはカードデータを含み沢山保有しているのですが、解析方法がずれているのです。これを認められる経営者なら改善は可能です。
自店のお客様が右に向いているのに、左に商品を置いているのです。これでは売れるものも売れません。右の向いているお客様をわかった上で、お客様を左に向けようとされているなら、それは企業の意思(WILL)ですので、何ら否定するものではありません。(即の売上確保とは異なりますが)
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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