生地 雅之

2022 17 Jan

店頭リサーチ⑦

毎年恒例の新春の小職の店頭リサーチが始まっています。毎年同時期にレポートしていますので、右下のアーカイブを紐解いてください。

54.横浜ベイサイドマリーナ(三井アウトレットパーク)
日曜日の10:00過ぎに入りましたが、朝一でもあり、平日並の入店客です。1時間程度後には少しずつ増えて来ました。外付けのユニクロパーク(アウトレットの敷地内にはあるが価格は通常)は朝から小さいお子様を連れての親子が既に遊んでいました。三井不動産商業㈱のチャレンジ(安価な商品のお店を前面に)は過去のブログに記載したのですが、効果が出ている様には見えていませんが。

55.NEWOMAN横浜
先日のリサーチ同様、来館客はともかく、お店で購入されているようには見受けられませんでした。

56.&BRIDGE(ニトリモール相模大野店)
ワールドのオフプライスストアですが、相変わらず見難い売場構成であり、知名度のないマニアックなブランドも多く、入店客には理解しにくい売場・商品です。

57.みんなのグリル(ニトリモール相模大野店
前回に比べ、店員が老人ばかりから、おばさんや主婦っぽい人中心に変化しており、少しは飲食店らしく(女性の店員さんが多い事が飲食店らしいという意味ではないのですが)なりつつあり、料理はコスパは抜群です。N+も特徴を出せばまだしも、今のままなら近々に中断せざるを得ないでしょう。

58,イオン古淵店
雑多なイメージであり、背の高い什器は見難い状況のままでした。

59.イトーヨーカドー古淵店
イオンとヨーカドーがペデストリアンデッキで繫がっている店は、首都圏で小職の知る限り、この古淵と大和鶴間のオークシティ、新京成電鉄の新津田沼駅を挟んでの3か所と認識していますが、珍しいパターンです。通常は葛西のアリオ葛西とホームズのように駐車場経由で繋がってはいても、ほとんど遠回りさせられる事が多く、珍しい商業施設なのです。

60.BOOK-OFF古淵店
雑多な中古品と新品の入りまじった売場(店員でさえどれが新品かもわかっていない)であり、アイテム別の見難い売場です。

年内にBOOK-OFFが東急電鉄と組み、武蔵小山駅で買取引き取りと東急電車の忘れ物(数か月取りに来なければ所有権がなくなる)を1か月ほど展開するというイベント告知があり、2日目に見に行ったのですが、買取場所のみOPENしていて、販売まではやっていなかったのです。担当者に聞くと何日から販売する事も聞かされていなく、回答に窮していました。このような催事はGMS系の商業施設のイベント広場で時折やっているので、珍しいものではないのですが、BOOK-OFFならどのような手法を見せてくれるのか楽しみでしたが、

 

61.LUCK-RACK(町田MINA店)
GEOが運営しているLUC-RACKは、前述のオフプライスストアの&BRIDGEに比べ、ブランド別に区分けした見やすい売場であり、お客様にとっては見やすい、買いやすい売場になっているです。
但し、MINA(ユニクロの母体にファーストリテーリングが運営している商業施設(津田沼等数店)なのですが、運営能力もなく、全体としては、どうしようもないレベルの商業施設ですので、ここに出店しても先は見えないでしょう。

62.TOKYU-TWINS(A+B館)
多少賑わっていましたが、過去からエスカレータ等が何処にあるのかの表示が少なく、お客様にとっては不便な建物ですが、東急は二子玉川やたまテラース、町田のグランベリーモール等では上手な運営なのですが、残念なのです。電鉄と百貨店の差なのでしょうか?

63.ららぽーと海老名
いつものように海老名では独り勝ちの商業施設なのです。特に食品の「ロピア」は、この駅近辺には過去のブログにも記載のように、新宿まで40分前後という立地であり、奥ションまでは行かない新築マンションが乱立しだしており、数年後(出来てから即は可処分所得が低いので)にはマーケットが広がる激戦区になる事は目に見えています。トラフィックはJR相模線は殆どなく、大半小田急線なのです。

小職が過去から提言していましたように、小田急線駅前のビナウォークが真剣に再開発に取り組めば市場は一変するでしょうが、新宿の再開発に資金投資が優先され、後回しになるのでしょうか?

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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