生地 雅之
店頭リサーチ「北関東・東側」
毎年恒例の新春の店頭リサーチが始まっています。既に3月ですので年始ではないので、通常の店頭レポートに戻しています。3月の平日に北関東・東側をリサーチしました。年明けに西側(高崎・前橋・伊勢崎)をリサーチした続編になります。4月より通常の毎週月曜日に戻します。
191.イオンモール羽生
掲店は東武線の羽生からバスで約15分程度のイオンモールなのです。平日の朝とは言え来館者もファミリーで多くそれなりに賑わっていました。三越のサテライト店は現存するも、来客は今一つで、他のサテライトは前社長時代にアウトレットも含め、撤退し始めていましたがここは契約の関係なにかまだなのでしょうか?
その向かいにはオンワードが現在百貨店にも力を入れている「売らない店」(ショールーミング店=百貨店としてはオンワードのブランドの服のファンのみであまりメリットはないのですが)も出来ており、新陳代謝(店の入れ替え)は意識的に行われている模様です。ここは人気のある館なのでしょうが、今回も維持も出来ない店も入れて31店舗のリニューアル店舗があるのです。後のテナントは従来のセントラルのお店が多く、地域の地元店では家賃を払うだけでも維持できにくいのでしょう。
192.イオンモール佐野新都市
掲店は東武線の佐野〈佐野市の次の駅)からバスで20分程度に立地し、バスの次の停留所が佐野プレミアムアウトレットその次が佐野バスターミナル(高速バスの終点)なのです。アウトレットとこのSCの両館の間は近く徒歩5分 程度なのですが、大きな道路を跨ぎ、雨の日は傘も必要なため、過去にこのブログにも記載の三田のプレミアムアウトレットとイオンモール神戸北のような流れにはなっていないのです。
このイオンモール神戸北と三田アウトレットはお互いの間の道路の上を屋根のないデッキで繫がり、お客様は両方の駐車場を活用され、ファッションはアウトレットで、レストランやフードコートはイオンモールでの相乗効果としての利便性も高く、駐車場が平日殆ど近隣の奥様の軽自動車で埋まるくらいに重宝されているのです。このようなWINWINができるようでもないので、掲店は閑古鳥なのです。
過去に経済紙のオンライン記事に「アウトレット」の記事を記載し、この件(軽が多い)を記述したら軽自動車をバカにしているのか等の突っ込みコメントを頂いたこともあるのですが、よく読まない流し読み程度の理解不足の方が突っ込んでこられるので面白いものなのです。地方は車の2台保有も増えており、奥様等が食品の買い出しに軽を活用されている事を前提のコメントなのですが、人それぞれに解釈も違うので面白いものなのです。勿論このようなオフィシャルな記事には文字数の限界もあるので、フルの説明コメントを記載出来ない理由もあるのですが、
数回前のブログ「内房線沿線」のイオンモール富津に近い状況であり勿体ないのですが、立地そのものが課題であり、今からではなかなか難しいものです。過去にこのブログにも記載のイオンタウンの吉川美南に記載しましたように最初に作った奥の場所から駅前に移設出来る力がイオンにあるのなら、このSCは食(食品スーパーとレストラン&フードコート等)を中心にして、館をアウトレットとバスターミナルの間のアウトレットの駐車場部分(あまり活用されてそうにない)やアウトレットのイオンの反対側や高速のインターチェンジ側等に移設すれば可能性は広がるのでしょうが、
このエリアでそこまでやるかのレベルとも言えます。イオン越谷レイクタウンのモリとアウトレットにブリッジを追加増築したこととは大きく異なるのです。吉川美南の場所の移設は食品スーパー&日用品の追加と話題のアクアイグニスや有名シェフのレストラン街を増設をしても、隣のららぽーと新三郷や自グループのイオン越谷レイクタウン(大型)との競合で、家賃収入のみでは維持が難しそうですので、移設は無駄になりそうでしょうが、
193.佐野プレミアムアウトレット
出来た時には立地も高速道路の出口を降りて割とすぐという立地であり、三菱地所系でもかなり評価も高い施設であったのですが、コロナの影響だけではないのでしょうが、閑散とした状態です。いつもは平日の昼頃ならそれなりになのですが、3月21日までアウトレットセールを開催し、一段落した状態に見えます。
191.イオンモール太田
いつもの如くがらがらなのです。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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