生地 雅之

2022 20 Dec

恵比寿ガーデンプレイス

春にOPENしましたB2Fの恵比寿フ―ディーズガーデン(LIFEが核)の食品スーパーに続き、その他の3層がOPENしました。元は地下2層、地上2層であったものの、今回メインのセンタープラザには地上2階にオフィス中心で、関係者以外は入れない状況になっています。

1Fの駅側からの入口にはNORTH-FASCE-CAMP、NEUTRAL WORKS、SORA等のアウトドア・アパレル系のショップが少々並び、奥にはDCM=DIY placeのお店(生活雑貨専門店)の物販中心です。

B1FにはTUTAYAが中心のBOOK-STOREやSHARE-LOUNGEや212KITCHEN-STORE(キッチン生活雑貨)、TODAYS-SPECIAL(インテリア生活雑貨)他、STARBUCKSや宮越屋珈琲等です。

ここのメインはやはりB1FのLIFEのセントラルスクエアで、いまだにほくほく顔のお客様が沢山来店されています。隣の明治屋や富沢商店等はまだ閑散としており、LIFEの独り勝ちなのです。

春に記載の通り、今迄の恵比寿三越の食品売場(デパ地下)では、このようなお客様のほくほく顔(自分達が喜んで買える食品スーパーが出来た)が見られず、今のお店は地元顧客に適しているのです。LIFEとは大阪の食品スーパーであり、品質的にも価格的にも安価なラインを貫いている食品スーパーなのですが。

東京のみではないのですが、一部一格上(デパ地下までではないが)のラインを展開しだしたのです、本来ならLIFEと謡わない方が良いのですが、首都圏に関西のLIFEの実態を知らないので、表現しても問題ないと判断された様に映るのです。

三越伊勢丹もこのマーケットの市場調査を的確にされていれば、恵比寿三越のデパ地下が失速する筈もなかったとは思われますが、恵比寿三越がリニューアル1年後に閉店となったのは「なるべくして」のコトなのです。

三越伊勢丹はマーチャンダイジングの質が高くても、マーケティングに不備があったので、自社MDの必要とされていない場所に釣り糸を垂れてしまったのです。恵比寿三越の食品を先にリニューアルされた時にもリサーチしていますが、全くNGだったのです。

食品のみでなくリニューアルコンセプトそのものが間違いだったのです(過去にこのブログに記載済)が、見直しもなくスルーされてそのまま(地元顧客にフィットしていない間違ったリニューアルコンセプト)でスタートされたのです。見直しを提言しても、経営戦略会議をスルーされていたからと。小売業は装置産業なので、作ってからの手直しは難しいので。

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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