生地 雅之
OVS
2025年5月16日にイオンリテールがHPでイタリアのSPAのOVSと子供服で提携したリリース発表しました。年商2700億円程度の企業ですから、これからの企業と思われるのです。1973年設立され、メンズもあるのですが、子供服以外は他社が提携しているようです。HPでは関東圏10店舗程の展開からはじめたようで、全店見てきたのですが、幹部が見に行きやすい大型店の幕張新都心や越谷レイクタウンや本社近くの船橋等はショップであり、他の茅ケ崎中央や古淵の相模原店等は平場のコーナー展開なのです。関西の店舗では展開していないのです。
商品的には素晴らしいもの(糸切の徹底など)で、ユニクロの商品をファッション的にトレンド型にもってきたようなものなのです。簡単に言うとGUを品質的にユニクロにしたようなレベルなのです。今後はビジネスとしての広がりを上手にしていけば、十分に核になり得るのです。イオンが出来るかは不明ですが、この商品を見つけているのに、半信半疑の取上を見ると「まぐれ(偶然)」の様な位置づけなのです。売り場の課題はGAPの日本上陸当初のように、キッズでもBOYSとGIRLSの差が畳んであれば判り難く、表示方法に難有でしょう。過去のヨーカドーが衣料品売り場をユニセックスにした時(たまプラーザ店や大和鶴間店等)のライフスタイルストアと同様なのです。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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