生地 雅之

2021 03 Jan

年始リサーチ②

昨日(1月2日)に下記の館に行ってきました。

お客様目線のコメントであり、事情は忖度したものではありませんのでご了解ください。

 

1.マークイズみなとみらい

朝一ではあるものの、館内はガラガラの様相です。過去にもこのブログに記載しましたが、

エスカレータの位置(列の右左の上り下りも)も不便であり、勿体ないつくりになっています。

この件は、三井不動産商業マネジメントの「ららぽーと」にも言える事でしたが、」

 

2.ワールドポーターズ

イオンが展開している特殊なショッピングセンターであり、3Fのみがファッションなのですが、

割と拘りのあるショップが揃っているのです。若いカップルが多く、1日楽しめるのです。

しかし、総幅が広くないので、経営として維持していく事が難しそうです。

 

3.みなとみらい東急スクエア

初売りの日なのに、お昼前でもお客様が殆ど入館されていなく、いつもこの程度なので、

維持できるのかは甚だ疑問なのです。

 

4.高島屋横浜店

昨年同日・同時間比で、入店客も少なく閑散としていました。

残念なのは、紳士靴売場でのセール展開ですが、GMSや安売りの専門店のように、靴の紙箱を積み、その上にセールの靴を並べている展開なのでした。百貨店ではそう見なかった展開なので驚きました。

 

5.ジョイナス横浜

三蜜どころか、ターミナル立地のファッションビルだけの事はあります。

 

6.ニューマン横浜

ブランドがウインドウショッピング化しているのか、ショッパーを持っている人は殆どいなく、

いてもMUJIが殆どでした。

 

7.渋谷ヒカリエ

お客様はそこそこ入っていました。一般的には雑貨ショップに多くの人が、逆に百貨店では少ない入店客の中でもアパレルに集中していました。

 

8.スクランブルスクエア

上記7と同様

 

9.渋谷東急PLAZA(フクラス)

アダルト・シニアにターゲットを合わせたテナントなのですが、ヤング向けと同様であり、BGMの音楽も穏やかなJAZZを流してはいるものの、エスカレータのくどい注意放送の方がうるさく、落ち着いた感覚は全くなく、お客様も渋谷には望んでいないようです。

 

10.渋谷PARCO

相変わらずカルチュア発信がメインであり、素晴らしいものです。1Fのラグジュアリーは今一ですが、

 

11.東武池袋店

食品売場以外はがらがらです。

 

12.ルミネ池袋

東武からの入り口はコロナで殆ど閉鎖されているにも関わらず、入館客は多く、ごった返していました。他の商業施設はここまでは閉鎖していませんでしたが、

 

13.新宿高島屋

上記11と同様

 

14.京王新宿店

上記11と同様

紳士靴売場のセール展開は、上記4の高島屋横浜店同様、残念な状況でしたが、

 

15.小田急新宿店

上記11と同様

 

16.伊勢丹新宿店

昨年同日・同時間比で、入店客も少なく2F(ヤングの婦人服))以外は閑散としていました。

メンズは昨日の池袋西武同様で、こみあっていましたが、

夕方の食品売場は大混雑であり、それ以外は意外と紳士服フロアに多く来られていました。正月くらいしか、ご主人と一緒に百貨店に来られないのでしょう。機会が少ないので、男性向け商品に集まっているのでしょう。

 

17.三越日本橋

上記11と同様

 

18.高島屋日本橋SX

約2年前にOPENした時のコメント(このブログの過去に記載)同様ですが、その後ブランド撤退は止まっていないようです。

 

19.高島屋日本橋

上記11同様

但し、紳士靴売場のセールは、ここが本社のお膝元なのでしょう。流石に紙箱の上には積んでいませんでしたが、

 

20.東京大丸

上記11と同様

午前中はリアル福袋で込み合っていたようですが、

 

21.阪急メンズ東京

伊勢丹新宿メンズ館同様に、若いカップル(団塊ジュニア)中心に賑わっていました。

 

22.松屋銀座

上記11と同様

 

*総論的には、百貨店は食品売場以外は閑散としており、意外とメンズフロアの来店が多く、

こういう日でないとご主人を同行しない事と、いつも自分の物を購入している「ごめんなさい消費」になって、アパレル中心に購買されているようです。団塊ジュニア等はその限りにあらず、

 

*郊外のショッピングセンターは昼から夕方にかけて家族連れで賑わい、駅前立地のファッションビルは若い女性中心に雑貨中心に盛り上がっていました。

 

*全体的にはコロナ禍で、入店客数50%前後、売上は60%前後と推定されます。首都圏は再度緊急事態宣言になる可能性も秘めており、百貨店の対策として時間と経費の掛かるDXのみで良いのかが課題となってくると推定されます。よって、得意分野の富裕層や準富裕層狙いの仕掛けを強化すべきと思われます。

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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