生地 雅之
コーチ&フォーつくば店∔若葉台店
最近メディアで取り上げられていました北海道の書店の新バージョンが関東にも出店してきましたと。コーチ&フォ―と称し、続けて読んでのコーチャンフォーと言うらしいのです。「四輪馬車」と言う意味で、書籍、文具、音楽&映像、カフェ&マルシェとの4つの巨大な売場で構成しているとのコトなのです。「百聞は一見にしかず」なので、本当に書店の新業態なのか、最近TVで取り上げられていた大型店かカテゴリーを絞った店かの書店特集とどちらが新バージョンとして可能性があるのか?にも興味があったのです。
関東の3軒(実際2軒)は、東武線の獨協大学前と言う駅前、しかし一時ヤフーニュースにも掲載されていたようなのですが、現地に行っても見つからなかったのです。駅の北口の松原団地横にある独協大学の構内に出来るようなのですが、一般人は入れなく、出てきた学生に聞いたら従来の書店のみがあるようでまだ開店していないようでしたが、学生だけでやっていけるのでしょうか?
もう1軒は、京王線の若葉台駅前の5分程度で既にOPENしているのです。そしてこの店は駅の北側の大きな若葉台公園の奥にあり、手前に稲城市立図書館、ノジマ電機、ユニディ、TV朝日、ヤマダデンキ、その横にこの店が出来ているのです、見た限りでは公共の公園のみでは収入がなく、市が民間に場所貸ししているように見えるのです。
最初に見てきたのは、つくば店(つくばエクスプレスの研究学園駅から2㎞程度に出来た大型店)で、実質2店舗なのです。このつくば店に最近行ってきたのです。駅からTAXIで10分程度の道路に面しているお店で、見た目はラブホかパチンコ屋の色を地味にした建物で、実際はロードサイドの紳士服専門店の退店後を居抜きで使用した店に見えます。この紳士服チェーンの居抜きは暫く1Fが駐車場で、2Fが店舗と言うので、タクシーの休憩場所にも使用されていたのです。
見た目はともかく、新バージョンと言うのは全くおこがましいレベルなのです。MDは都心の丸善であり、書籍とステーショナリーをベースにCDやDVD等にカフェ併設等なのです、
都心のデパートに入っているジュンク堂や有隣堂の2層(都心の百貨店は1フロアの面積が小さいので)の展開を横に広げ1層にしただけであり、周辺(壁面)にお土産屋やカフェ、CD&DVDショップを付け足しただけなのです。何が新業態なのか?地方でももう都心の業態のコピーが通用する訳はないのでしょうが?マスコミも広報発表の鵜呑み記事だけでは、今後も通用しないでしょう。
若葉台店も小さいと思っていましたが、大きさはつくば店と同様であり、入り口が2Fで(坂になっているので)1F(地下扱い)で駐車場が出来ているのです。ドトールは入店客が多くあり、本屋には5人程度のお客様しかいませんでした。このドトールも将来に継続できにくく見えて、ここが撤退したら本屋等は維持できないように映りました。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。弊社へのご連絡は、HOME-PAGEのお問合わせより、お願いします。