生地 雅之
モノとコトのバランス
最近何十年と唱えてきているコトの重要視を見直ししています。前職より業界でもいち早く唱えてきた事ですが、まだまだはき違えている企業も多く、問題視せざるを得ない状況です
要はコトの重要性には全く変わりはないのですが、モノが平均点を取れている上でのコトなのですが、ココを取れ市が得ている企業も多いのです。
お客様は購入されるのは単品であり、コーディネイト提案がいくら良くても、今まで購入された商品と比べ、単品でそれよりも劣っているのなら、もうその店での購入はあり得ないのです。
これを忘れ、単品力の低下してきているブランドの如何に多い事か、
また、コロナ禍のコスト高騰に悩まされ、上代を上げてきた企業のお客様からの見直しも始まってきています。イオンリテールの食品は価格を上げてきたものの、ココで見直しが入り、一部安くしているものも多々あるのです。PBよりもNBですが、素晴らしいものです、
方や衣料品はモノを良化せず(特に品質)に、価格を上げてきて、利益確保できてきたので。そのまま維持しているのです。企業としていままで儲けいなかったので、ここで利益が取れだし、キープしたいのは判るのですが、商品の良化を見ず、コスト低減の努力も見せずに走りだすのはいかがなものでしょうか?
展開品番の絞り込みをして、1品番の奥行を取り、コストカットに向かう姿勢が欠けているように見えるのは小職だけなのでしょうか?
少ない品番で売上・利益を確保することがビジネスの基本なのです。自社・自店のマーケティングの徹底こそが、それを下支えできる要素なのです。
対岸のGMSの過去の総帥の方や、大手百貨店の過去のTOPの方が唱えてこられた「単品管理」の言葉の意味にこそビジネスの基本が隠されているのではないでしょうか?その上にコトの提案があれば「鬼に金棒」なのでしょう。
GMSの売場の基本はユニクロ同様に無人販売に徹すべきなのです。人間の基本的行動パターンに則った買い易い売場構築と判り易い商品レイアウトこそ、無人販売売場の基本であり、百貨店もこのような売場を構築した上での接客販売があれば良いのですから。
百貨店の接客販売比率は如何ほどのものか?お客様全員への接客など程遠く、声掛けて欲しくないお客様(自分で選ぶ)まで出てくる始末です。ではどうすれば?まずは単品の精度向上の上に、上記売場・商品レイアウトが必要不可欠なのです。
その上でお客様以上の商品知識を持っての高度な接客技術(何も難しい事ではなく、お客様の立場に立てる販売員)です。
このバランスが相まってこそ、お客様が心地良く購入して預ける売場となるのです。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。します
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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