生地 雅之
店頭リサーチ⑥
毎年恒例の新春の店頭リサーチが始まりました。毎年同時期にレポートしていますので、右下のアーカイブを紐解いてください。
51.イオンモール川口前川
土曜日の14:00過ぎに入りましたが、カップル中心でしたが、平日並の入店客です。昨年後半からリニューアルをしていたようですが、変わっている様子は見受けられませんでした。
52.イオンモール川口
過去にもこのブログに記載しましたが、オープン当時とほとんど変わらず、GMS(イオン)部分は当初から2Fは住居関連のホームコーディで、3Fにメンズ&レディスの衣料品とキッズリプブリックです。オープン当初から閑散としていたのですが、親会社の新社長が特に衣料品売上が厳しいので、「住居関連と衣料品を入れ替え」との指示を出されてのオープンでしたが、結果は変わっているようには見えないのです。儲かっていればOKなのですが、
現場は専門的な知見を持った人のアドバイスではないと「思い付きと思われるような施策」だけでは全く何も解決しない事を示したのです。経営層は現場に精通されていても、指揮は現場を委ね、結果のみ追求すべきなのです。指揮をしたければ、立場を経営から現場にすべきなのです。
「やって見ないと判らない事」だとしても、根本的に一つ一つのカテゴリーに息吹を吹きかけ再生し、光り輝かせる事が最優先されるべきなのです。それが出来ていないのに場所を変えただけで売上に変化があるのは、一つ一つが輝いている場合だけなのです。
対岸のイトーヨーカドーも、ベンチマークの勝ち組のブランドに比して、あるカテゴリーが売り負けているのは展開面積が小さいからと、完成度のそこそこ高い別のアイテムの展開面積を縮小し、完成度の低いアイテムの展開面積を広げ、売上も利益も燦燦たる状況に陥った事もあり、やはり完成度の低いカテゴリーを一つ一つ丁寧に磨き上げて、光り輝かせる事が優先されるのです。
この輝かせる(MDにより売場や商品や販売まで光らせる)事を自らが出来るようになる事の方が重要なのです。これに気が付かなければ今後も同様なのです。今後この反省が経営に活きる事を願うばかりです。この結果を見てからのリニューアルは継続されていない事を願うばかりなのです。結果を見る前に設定していたものならまだしも、それでも無理やり戻せるものなら戻すべきです。装置産業は一般的には一度セットされたものは10年以上放置されるのですから、イオンは最近クイック対応が出来ていますが、
まずは自分の立場の業務を全うし結果を達成しているのなら、他部署のフォローをするのは当然なのです。結果が出せていないし、出せないから少しでも会社に貢献したいので、汗を流すような部下の業務を手伝うのは上司として「持っての他(敵前逃亡=責任放棄)」なのです。もっと自分の職務に正面から向き合い、研鑽して結果を出す努力から逃げては結果が出る筈もないのです。
53.イオンモール浦和美園
上記52同様
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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