生地 雅之
コンサルの必要なのは現場か?経営か?
ここ数年、企業の業績が悪化している事が多く、経営者は現場が弱く、外部コンサルを起用することが多いのですが、果たしてうまく行くのでしょうか?
現場がうまく回らないのは現場のせいなのでしょうか?
的確な方向性を示し、現場をその方向に導くのはTOPの仕事なのです。
TOPが企業の方向性を示していなかったり、現場を理解しようとされていないので、うまく回らない事例を多く見受けるのです。
本当は経営者にコンサルが必要なのではないでしょうか?それも理想をぶち上げる頭でっかちのコンサルではなく、現場に精通しているコンサルが必要不可欠なのではないでしょうか?
新規事業が育たないのは、現場が悪いのでしょうか?TOPにビジョンがなく、新規事業が育たないので、余剰人員が出て希望退職やリストラに及んでいるのが実態なのです。希望退職等は仕事のできる人もできない人もやめていくので、できる人だけが残ることもないのです。要は全体的にシュリンクするのみなのです。
新規事業の成功にはいつも提言していますように、TOP自ら絵を描かないでは成功は覚束ないのです。部下に命じて出来るなら赤字の会社は存在しないのですから、新規事業は経営者にとっても部下にとっても初めての事業であり、権限のない部下よりも、TOPの方がポジションパワーもあるのですから可能性は、、
現在の企業で売上不振の原因をどう見るか?他者(天候や気温、震災等)要因にするか?自者要因とし、自分で出来る事を見つけ精度を高めるようにするかで、全く異なるのです。
原因は多々あるとは思いますが、「あるある」と同調されても、その後自社は自分はと振り返ってみてください。果たして、、、
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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