北村 禎宏

2019 27 May

文化と政治

 救命時においても女性が上がることを拒んだ土俵にスリッパ履きでプレジデントがましました。升席には四脚のソファーと夥しい数のSPが。臨時の階段まで設置されて、今後毎年5月場所では新しい杯まで設定された。

 炉端焼きも我が国が誇るべき立派な文化である。それぞれの文化に対する理解とリスペクトがない中で、政治に利用されてはたまったものではない。

 多くのインバウンドで訪れる人々が日本の文化に接する態度から学ぶべき点は多々ある。
文化もさることながら、ビジネスとして利用発展してきたのが多くのスポーツである。今年のラグビー、来年の五輪と国際的祭典が相次ぐが、文化としていかに受け入れて成功裡に終わらせるか、国力および国民力が問われるこの一年になろう。

 かく言う私も文化としてのゴルフをどれだけ理解して尊重できているかというとはなはだ怪しい。事程左様に文化とはデリケートなものである。だからこそ文化なのだが。