現在21時を半分ほど回ったところだが、渋谷がヤバい。

　ハラリ氏は共同主観的現実と称したが、共同主観的妄想とも言うべき事態がまさに現在進行形で展開されている。東京の人々は地方からのお上りさんたちと言っていたが、集まって大騒ぎしている人々の人口動態的特性を分析してみると何かが解き明かされる可能性があるが、実現性は皆無なのがもどかしい。

　若い人々にぶつけどころのないとてつもないエネルギーがあることは、若くなくなってしまった私たちには誰にも思い当たる節がある。ただ、その矛先とやり方は時代と共に変遷する。バックグラウンドとしての共同主観的幻想は数十年～数百年単位で様相を一変する。

　巨大な秩序無き文化祭と化したハロウィンの社会的コストはいかほどのものか。高校までに燃焼し尽くしておけば、幾分の軽減が期待することができる。受験勉強を捨て置いて、熱狂した17歳の秋を思い出しつつ。