北村 禎宏

2019 24 Feb

ロードの最中に思うこと

 2月にしては東京、名古屋、大阪と行ったり来たりのロード続きで、あっというまに月末最終週がやってきた。

 東京の日数が少なかったので、行きつけの四軒の飲み屋にほとんど行けず。一年ぶりの上本町では、お気に入りの居酒屋で三連チャン。初めて三河安城での三夜は、二勝一敗の勝ち越し。それらのお店で見聞きして体験した事象は、ことごとくデリバリー時の入りのお話しや、休憩開けの閑話休題でことごとくネタにさせてもらった。

 ここにきて、三枝匡氏が言うところの「初めて見た風景」となるのか「いつか見たことがある」とのデジャブ(既視感)があるのかで、トップおよびミドルマネジメントの本物と偽物の境が決まるとの議論が少しわかりかけてきた。

 いかなるところで遭遇する事象も、そのエッセンスを引き抜いて再構成すれば、すべてビジネスにおける知見と結びつけることができる。その上で笑いまでとれるようになれば、プロ中のプロであろう。未だその境地には届いているとは言い切れないが、少し近づいてきている実感はある。

 さらに付け加えると、モチベーションとレベルの高いクライアントや受講生からのリフレクションは、私たちにとって何よりのガソリンであり、添加剤だ。


 しがらみのないピュアな相互作用の中に己の身を置くことができている幸運に感謝するばかりだ。