マサ 佐藤

2018 06 Nov

時間はお金なり

★本当に忙しいの??

よくこの業界の本部。特にバイヤー・MD等はいつも口々にしている言葉があります。

「忙しい~忙しい~!」と...。

 

これは私の完全な独断と偏見でしかありませんが、基本「忙しい~」とすぐに口にする人で、殆ど仕事ができる人を目にしたことがありません。むしろ、一見暇そうにして見える人の方が、仕事の精度が高いという光景を何度も目にしてきました。

 

★皆さんのブランド・ショップの発注体系はどうなってます??

ここで話は変わりますが、上記のようなバイヤー・MDが「忙しい」と語る理由の一つに発注の忙しさがあると推測されます。皆さんの組織は「こんなことになってませんか?」ということを以下綴っていきます。

 

”(例)8月展開商品月び投入商品・仕入予算が決定している。しかし、8月展開月の商品サンプルはバラバラに上がってくる。(納期があるので)そしてサンプルが上がるたびに発注をしている。すると以下のようなことになりませんか?

 

*早い時期に上がってきた商品サンプルAが売れそうに見えた。売れそうだったので、仕入予算の半分を使い発注をした。しかし、後日上がってきた商品サンプルBの方が更に売れそうに見えたが、仕入予算の大半を使ってしまっていた。あなたがMDならどちらを選択する??”

 

① 仕入予算を守り少なく発注した。

② 仕入予算を無視し、売れそうな分だけ発注した。しかし仕入予算を大幅にオーバーした。

この①②の結末はどうなるでしょうか?

 

① 売上予算を達成することができなかった。売れ筋がなかった。

② 売上予算は達成したが、想像以上の在庫が余った。過度なセールを強いられ、結果的に目標粗利益高に達しなかった。

 

こんなことになってしまうかもしれません。いや、それ以上に酷い状況に追い込まれることでしょう。

★スケジュール設定は、お金を産む??

上記のようなことにならない為には、(同月・同商品の)サンプルアップ日をあわせる必要があります。合わなければ、発注タイミングを合わせ、商品発注日を揃える必要があります。それには、詳細なMDスケジュールを作成しておけ!ということです。

 

また、都度都度発注のスケジュールは、MD・バイヤー等の仕事の分量が増えるだけで、むしろ上記の例のように組織にとって弊害をもたらすものでしかありません。

 

まず組織のスケジュールを作成・管理するには、自分自身のスケジュールを作成・管理が出来ていなければ、組織のスケジュールを作成・管理することなどは到底出来る筈もありません。目先の仕事に追われ、全体像を見ない仕事を実践。無駄に時間を費やしている。常に「忙しい~。忙しい~」と言っている人は、まず自分自身のスケジュールを見直し、管理・実践ができるようにならねばなりません。

 

「時は金なり」といいます。時間はお金と同様に貴重なものです。決して無駄にしてはいけません。まず自分自身の忙しさを口にする前に、自分自身のスケジュールを見直し・実践する。そのことが敷いては組織・個人のお金を産む力の源泉になります。

 

「忙」という字は、分解すると「心」を「亡」くすという意味に分解できます。(ゴルゴ松本っぽいが・・・)また「忙殺」等あまり良い意味での言葉に使われない漢字です。だからこそ、一度自分自身の仕事のスケジュールを可視化し、(仕事の)目的・目標に向かってのスケジューリングする。このことが大事なのではないでしょうか?

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