千金楽 健司

2023 13 Apr

G-Star RAWの「AI design プロジェクト」

オランダのラグジュアリーデニムブランド「G-Star RAW(ジースターロウ)」が、AIによってデザインされたアイテムを実際に製作するというプロジェクトに挑戦しています。

▼ AI design プロジェクト
https://www.g-star.com/ja_jp/stories/art/artificial-intelligence-fashion

こちらのページに動画も掲載されていますが

1)デザイナーたちがAIツールに情報をインプット
2)仕立て職人たちがデニムガーメントを制作
3)仕上げのディテール作り

という流れでつくりだされたそうです。
ほんの数年前まで「AIは単純作業が得意でクリエイティブなことが苦手」というイメージがありましたが、完全に覆されました。
いまや絵も、小説も、ファッションデザインさえもAIが生み出せる時代になっているのです。我々世代からするとSFの世界ですね(苦笑)。

ただ、忘れてはならないことがあります。
現時点においては、絵を描くAIも、小説を書くAIも、ファッションデザインをするAIも「うまく使いこなせる人」がいないと無用の長物に過ぎないよということです。最適な、あるいは、より優れたアウトプットのために「どんなインプットが必要なのか」がわかっていないと、意味がないのです。

「AIを自由に使いこなせるかどうか」

AIはあくまでツール、便利な道具にすぎません。
インターネットが普及し、IT/デジタルリテラシーがない人材が淘汰されたように、“AIリテラシー”を身につけなければ淘汰されてしまう時代がはじまっているのです。