児玉 千恵子
からだつきも念頭におくことで、フィッティングや接客時に、トータルな視点でバランスを見極められる・・・。
シン・ソエ・ヒカエ(3対2対1)とは、花や枝物を花器に生けこんでいくときの、長さのグッドバランスの配分をさす。
美しい物、心地良いと感じる物には、美のバランスが配慮されているケースが多い。
アパレルメーカーの創作スタッフの方々は、美しいシルエットの洋服を作り上げる努力をされている。
サンプルがデザイナーの思い描いたイメージで上がってこないときなど、「パターン(トワレ)チェック」の要請を頂くこともある。
ときには売場で、再お直し・再々お直しが発生した場合に、原因の解明と的確な直し方をアドバイスさせて頂くことも。
容貌・体形・体型については、以前、記述させて頂いたが、体格(からだつき・・・主な着眼点は身長と胸囲)も念頭におくことで、フィッティングや接客時に、トータルな視点でバランスを見極められる。
昨今は、欧米人並みに、① 小さい顔 ② 肩幅が広め ③ バストが豊か(レディス) ④長い手脚 ⑤高いヒップ位置 ⑥身長の高い人の出現率が増えているが、依然として①~⑥とは真逆の「からだつき」の人もおられる。
(株)ワコールの「人間科学研究所」によるゴールデン・カノンのトルソ(胴体)バランスは、現場のスタッフにとって接客時のお役に立つ。
例えば、肩幅の2分の1が乳間(左右の乳首間の値)の目安で、肩幅が38㎝なら乳間は19㎝程。また肩先と胴囲(垂直に計る)までの値の半分より、バストポイントが上だと、美しい上半身のグッドバランス・・・。
アウターをお買い上げの方に、インナーのアドバイスもして差し上げると信頼度が高まろう。
衣服と、身体のグッドバランスを極めたい方! 12月4日開催の第31回「ボディ&スタイリングフィッター実践講座」(会場・銀座 東京都中小企業会館)でお目にかかりたいのですが・・・。
(繊研新聞 FB連続小講座 ボディ&スタイリングフィッター より抜粋)
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