「商人のプロ育成＆装い力のグレードアップ」コース　第31回「ボディ＆スタイリングフィッター実践講座」が、12月4日(火)、東京銀座の東京都中小企業会館で開催された。
　本講座は、わが国で唯一の「既製服のフィッター」公開セミナーとして、2002年、東京一ツ橋の日本教育会館で第1回が開催されてから今年で17年目。･･･衣料業界に優秀な「フィッター」「スタイリスト」「パタンナー」「店長＆FA」｢MD＆企画ディレクター」などを多く送り出し、高く評価されている。
　講師の児玉千恵子は、わが国初の社内資格制度「衣料フィッター」(西武百貨店)を、1996年から7年間にわたり育成､誕生させた、このジャンルにおけるパイオニア。･･･「百貨店プロセールス資格制度フィッティングアドバイザー」(日本百貨店協会)の発足は、この「衣料フィッター」の成果と実績が大きな契機となった。
　2005年に、｢スタイリングフィッター」、2009年には、｢ボディフィッター」を商標登録。今日まで、日本百貨店協会指定校の主任講師をはじめ、百貨店(東武・三越・東急・大丸・松屋・そごう・丸井・さいか屋・髙島屋・京急・京王・小田急・近鉄・名鉄・韓国新世界ほか)の社員を対象に、エキスパート育成研修の講師を務めてきた。
　また、「シャネル」「ルイ・ヴィトン」「ミッソーニ」「ソニアリキエル」「セリーヌ」｢ランバン」｢クリスチャンディオール」などの販売職＆本部スタッフをはじめ、著名企業・アパレルメーカー・専門店・服飾専門学校で研修・講師を歴任。
　高級アパレル｢アクリス」では、社内認定資格「フィッティング・コンシェルジェ」をプロデュース、資格認定の審査委員長を担当している。
　著書『服のボディフィッター実践講座』（ストアーズ社刊）は、フィッターの教則本・実務の手引き書として、小売業界の推薦テキスト、服飾専門学校の教科書として版を重ね、24年にわたるロングセラーとなっている。
　第31回目の開催となった今回は、著名ラグジュアリーブランドのマーチャンダイザーやショップスタッフを中心に、カラーアナリスト、パタンナー、アルテリスト他が、東京はもちろん、遠く鹿児島、神戸、大阪、京都、名古屋などから、多くは経験豊富なベテランの受講者が揃った。
　児玉千恵子は、「今回は、プロとして活躍されている、パリバリのキャリアの方々が多く、私も、レジュメを組み替えるなどして臨みました。中には、アトリエの現場から幾つかの課題を持って参加された方もいらして、プロ商人ならではと思わせる質問がいくつもありました。 さらには、今回で4回目の受講というプロ中のプロもいらして、その都度、新しい発見と刺激を受けるとおっしゃってくださいましたのは、うれしいご褒美でした。･･･こうしたみなさんの熱心な眼差しをパワーに、このメソッドにかけてきた思いを、私自身、新たにしているところです･･･」 とコメント。
　なお、「ボディフィッター」および「スタイリングフィッター」の認定証書は、後日、各受講者に郵送される。

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