児玉 千恵子
人間・時間・空間という三間をプロデュースする商い 連載第187回「商いの実学・遊学・雑学」
大妻コタカ先生の生家にあった懐かしすぎるアンティークなミシン
裏庭にあるモクレンの紫色の花が、「それでは、また・・・」といった風情ではじけ出した。
青い梅の実は、日を追うごとに大きくなっていく。
ふと杉の木に目をやれば、根元の周りに可愛い白い「すずらん」の花が、所狭しと陣取っていた。
空は青いし、木々の緑が青さを増すこの時節は、空気も肌に心地良いが、市場と暮らしのまわりは、昨年の同時期と同じくコロナウィルスの感染拡大の脅威にさらされている。
花や草木は太陽と水と土によって成長し、何事もなかったように人々の心を癒やしてくれている。しかし市場は、ここ一年で大きな変革を迫られ、デジタル化が加速している。
10年後に予測していたような、社会と暮らしの在り方が、一気に前倒しになったような現象に戸惑っているが、それでも新たな商機や楽しみを見出していく潮流が押し寄せてきた…と、前向きに捉えて商いを展開していきたい。
また、宇宙空間には沢山の電波や電磁波が飛び交って、地球のどこにいても繫がる便利さの一方で、人によっては、自分だけの「隠れ家」や、ノイズなしの「居場所」探しへの欲求も湧いてこよう。
そこで5月~6月の商いは、人々のロマンをプランに変えて、ヒューマンドラマのような展開を、積極的に打ち出していきたい。
例えば、・・・(以下、ストアーズレポート5・6月合併号を)・・・
「ストアーズレポート」2021年5・6月合併号の児玉千恵子書き下ろし連載第187回「商いの実学・遊学・雑学」は、『人間・時間・空間という三間をプロデュースする商い』
今号の主な内容は、
◇ 閃きの伝言板~シャネル グッチの場合
◇ アンティークな作品に癒やされる心地よさ~尾道市立美術館『愛のヴィクトリアン・ジュエリー展』
◇ 食材で絵を描き心で料理する商人~「薬草ガイドブック」 韓国TVドラマ『チャングムの誓い』
◇ ノスタルジックな芳香~大妻コタカ 懐かしすぎるアンティークなミシン ばら祭 10年後のサプライズレター
【プロ販売員模試】 「食のゼネラリスト力 テスト」
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
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