児玉 千恵子

2021 18 May

旅する「穐葉アンティークジュウリー美術館」 繊研新聞 くらしのまわり

(C) DOMINANT LIMITED 尾道市立美術館 尾道市立美術館で開催されていた「愛のヴィクトリアン ジュエリー展」(3月13日~5月5日)が終わった。
 ゴールデンウィークには、マスク着用の人々が各地から訪れていた。
 パンフレットに、「特別協賛:穐葉アンティークジュウリー美術館」と表記されていた。館長の穐葉昭江(あきばてるえ)さんが、95年に那須高原で誕生させた。11年に閉館したが、貴重な所蔵品を展覧会形式で、多くの人々に観て頂きたいという思いでタイトル案を練り、展覧会形式で各地を回り開催されている。
 館内では、栄華を極めたヴィクトリア女王(1819~1901)が愛して止まなかったジュエリーを中心に、英国王室にまつわる宝飾品(金・銀の他、エメラルド・ダイヤモンド・ピンクトパーズ・パール・ターコイズ・ガーネット・象牙・珊瑚・ジェット・べっ甲・エナメルと多様な素材で創られた、ティアラ・ネックレス・チョーカー・ペンダント・イヤリング・バングル・ブレスレット・リング・ブローチ・くし)と、ドリーミィな銀器による「アフタヌーンティ」のテーブルコーディネイトや陶器までと、美しい作品のオンパレードだった。アンティークな世界観が人々にもたらすノスタルジックな空気は、まるで未来へ託す贈り物のよう。また、ダイアナ元妃がフランスの宝石商から贈られた指輪と、ビビアンリー(『風と共に去りぬ』の主人公・スカーレット役)の首飾りも展示されていた。
 3年前に『女王陛下のお気に入り』と『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』、『ヴィクトリア女王~最後の秘密』を観て刺激を受け、某業界誌にドレスとアクセサリーのコメントを載せていた。また、ずーっと以前のことだが「第15回国際宝飾展(IJTセミナー)2004年」で、「販売促進」関連の講演を務めさせて頂いたこともあって、ジュエリー展に2度も足を運んでしまった。
・・・(以下略)・・・(全文は、5/18の繊研新聞紙上を!)
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