児玉 千恵子

2019 02 Apr

4月のVMDのディレクションとして「サンジョルディの日」と「復活祭」関連のVP演出が・・・

 繊研新聞FB連続小講座『VMDとCS空間の創造』第8回は、『魅惑のギフトVP
魅惑のギフトVP~C.KODAMA
 4月のVMDのディレクションとして、23日の「サンジョルディの日」と「復活祭・2019年は4月21日」関連のVP演出がある。
 例えば「VPコーナー」(第7回で記述)に、扱い商品のテイストに合う古書や本を重ねて、リボンで束ね(十文字がけでも、斜めや一文字でもOK)、 その結び目に、真紅のバラと青い(緑色)麦を挿してギフトVPを作る。それを核にして小物雑貨(財布・ポーチ・ネックレス・チーフその他)をバランス良く配すと、 マグネット力が増して、プラスワン・アソート販売に繫がる確率が高くなる。テーマは「サンジョルディの集い・贈り物」などにして。
(C) DOMINANT LIMITED 23日は、スペインのカタロニア地方では・・・(中略)・・・

 本屋さんが、活用しないのを残念に思っていたある日、メンズの専門店組合から、受注会のブース演出の要請を頂いた。
 各地からお越しになったバイヤーの方々に、店頭から発信する「VMD」のサンプルを考案する役目も担った。
 例えば4月のブースでは、フレッシュマン・ビジネスマンを対象としたスーツやジャケット&パンツを展開し、「閃く男たち」と 題した演出をプロデュースした。
 2体のメンズボディを配し、各々の右腕にビジネス書を抱えさせ、脚元には「サンジョルディの日」をイメージするギフトVP (ネクタイ・ベルト・メガネにワイシャツ他と、バラと麦を組ませて)を置いた。
 バイヤーの方々は、写真におさめていた。自店に戻り実践されたケースでは、お得意様の他に新規客が入店されたという報告を頂いた。
 ギフトVPは、自分自身へのごほうび(自家需要)も喚起できる。
 また「復活祭」のキーツール(白百合と卵)も、扱い商品に合う売場や店舗では、VPプランに添えて楽しんで頂こう・・・(全文は、4/2の繊研新聞 紙上を!)

第1回 2月 5日 『時を超えて息づくVMD』

第2回 2月19日 『庭師の仕事と関連用語』

第3回 2月26日 『VMDのゴールイメージは?』

第4回 3月 5日 『テーマ立案とVPの作業手順』

第5回 3月12日 『三つの「サイジ」とミューズの花』

第6回 3月19日 『色選び・色遊び・色と仕掛け』

第7回 3月26日 『エレガンスな三大山場とは?』

〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
Copyright(C) DOMINANT LIMITED All Right Reserved.