船橋 芳信
2018年モンテカルロテニスオープン!ナダル優勝!
2018年モンテカルロテニスオープン、ラファエル・ナダル対錦織圭の決勝が行なわれた。 結果ラファエル・ナダルの6-3、6-2、圧勝で終わった。 ラファエル・ナダルはこれで11勝目、クレーコートでの圧倒的強さをアピールした。 其の安定感、広範囲に及ぶ守備の完ぺきさ、体力の持続と集中力、運動神経のずば抜けた能力、 そのテニス、彼のテニスには精神性の高さ、集中力の持続、何処にも欠点とするべき要素が見受けられない。 ミスしたときの表情、ポイント取ったときの表情に見る、悔しさや感情の昂りが、 彼の顔にはあまり見受けられない。実にスマートなプレイヤーである。 其の感情表現は、全て体全体で表現している。それは観る者に清涼感を与え、 ついついナダルファンになってしまい、彼の一挙手一投に引き込まれてしまう。 錦織は、手首の故障で、戦列を離れ、約一年半後の参戦、3試合目に於いての決勝進出は、 錦織復活を印象づけた意義ある大会となった。 錦織の戦績に於いて、チリッチ撃破、ズベレフ撃破は、見事なテニスで賞賛すべきである。 唯一錦織に注文を付けたいのは、試合に於ける進行上での態度、感情表出の露骨さであろうか? ラケットをコートに叩き付けるに至っては、恥と知るべきである。 悔しい思い、嬉しい思い、それが、人に悟られる事は、世界各国にある文化の精神性を重んじる心情に反し 無様なプレイヤーとして世界中に発しんしているのと同じ事である。 残念なことではあるが、プロの最高峰に立って戦う事は、それだけでも容易な事ではない。 日本人テニスプレイヤーの優勝を心から待ち望む1人として、今後の錦織の活躍に、拍手と期待を送りたい。