上野 君子
2018
19
May
ベランダ栽培は初夏の食卓に欠かせない
我が家のベランダはルーフバルコニーまでは広くないけれど、けっこうゆったりしたスペースがあって、それ以上に太陽の光がさんさんと当たる。いや夏になると日当たりが良すぎるのが悩み。
貧乏性の私はその太陽の光を活用しないわけにはいかないと、野菜を育てようと何度も挑戦してきた。
ところがベランダはあくまでベランダ。畑や地植えで育てる野菜と違って、限界がある。育てるのが簡単といわれるトマトやレタスでも、皮がかたくなってしまうのだ。JAの店で地元の新鮮な野菜を買った方がおいしい。
かつては2年ほど、緑のカーテン兼ねて、大きなプランターでゴーヤも育てていた。だが、世にいわれるほど日除けの役割は果たさないし、何よりゴーヤの育つ季節に出張で留守することもあって水遣りが十分にできないので(母がいる時は水遣りをずいぶん助けてもらった)、プランターは今、休眠状態。
そういえば、世の中でも以前ほどゴーヤカーテンが話題にあがらなくなった。
それでも何か作りたいと、料理の薬味によく使うパセリ、大葉、バジルなどを毎年少し植えている。虫がついたり、育ち過ぎて花が咲いたり、水遣りの加減もけっこう難しいのだが、食卓の助けにはなっている。
ハーブの中でも一番丈夫なのはローズマリー。最近はオーブン料理をしなくなったので、あまり使うことがなくなったのだが、長い間ベランダで元気にしていてくれるのはうれしい。