今年もクリスマスイルミネーションの時季になった。

都心では当たり前の歳時記だが、私のように山と海のそばにいると、感動するようなそれには周辺ではお目にかかれない。

郊外に住むようになって実感したのは、寺院を中心とするコミュニティの強固さだが、そういう宗教的習慣とは関係なく、いやだからこそかもしれないが、商業的で退屈なものしかお目にかかれない。

あるいは観光的にやりすぎ感があるか、そのどちらかという感じ。

いつもこの時季に気になるのが、伊勢丹新宿店のクリスマスディスプレイだが、今年はあまりにもオーソドックスでちょっと拍子抜けした。

昨年がモダンなモザイク柄だったからなおさらだ（下写真は去年）。あれはちょっと感動した。

というわけで、我が家も玄関ドアのリースを新調したが、昨年までのそれと違って、いたって普通。何となく赤い色が欲しい(たぶん、今年はほとんど紅葉を見ていないせいのような気がする）と思ったというだけ。

まだ11月（いやもう11月下旬に突入！）なのに、気ばかり焦る心情を反映するように、体裁だけはもう年末モードになっている。