上野 君子

2019 15 Jul

加齢の現実を受け入れる

泣きごとは言いたくないが、加齢がひしひしと進んでいることを感じる。

 

視界がぼやけて、中距離もあまりよく見えない。

プラスチックの袋が切れずに開けられない。母と同じだ。

 

母もそうであったように、何事も注意深く慎重になった。

いろいろな段取りを考えて、早め早めに物事を進める。

 

そういうわけで、海外出張が身に応える。

以前はフットワーク軽く、方々歩き回っていたけれど、今は行動範囲が狭まった。

 

よく考えてみると、これは体力の減退というより、体力の使い方が変わってきたということだと思う。

もともとそれほど頑丈ではないのに、以前はめいっぱい頑張って、具合悪くなることが多かったが、今は先々のことを考えて、用心しながら効率よく体を使うようになった。

休む時は休む。

優先順位が何であるかを考える。

一番大事なのは、極力ストレスを避ける。

 

海外では睡眠剤をのんでも、4時頃には目が覚めてしまうので、ベッド横で短い時間でもヨガをする。しっかりやろうとすると続かないが、5分でもゆっくり呼吸する。

そのために、いつも布製ヨガマット(下写真)をスーツケースに入れていく。

 

老いとはこういうことなのだろう。まだまだ長い道のり、ゆっくりいこう。