上野 君子

2018 14 Aug

お買い物は楽しいが

服が売れない、売れないといわれて久しいが、時給1000円の非正規雇用で働いている人がこれだけ多いのだから、着るものにお金をかけることができないのは現実である。

というわけで、私も以前のように買い物はしていない。

その日、働いた分を、帰りの飲み代食事代に使ってしまうことは多いが、なかなか着るものにお金が回らないのである。

これまで買った服が家には山のようにあるし(どれも大切なものばかりで捨てられない)。

 

久しぶりに展示会で個人発注をしていた秋冬物が家に届いた。

まさに清水の舞台から飛び降りて、注文してしまったもの。

 

ほぼデビューから見ていたブランドだけに、その成長と共に、いつか一着はと思っていたのだ。

買い物はタイミングである。欲しいものとの出会いと、その時の自分の気分。

これはおばあさんになるまで20年(いやもっと)は着られると思ったのも決め手になった。

 

時々は買い物をしなきゃ。

そのためには仕事をしなきゃ。

それにしても私の人生は、宝石、キモノ、車など高価な趣味も習い事もまったくないのに、どうしてこうも余裕がないのか…。

「金は天下の回り物」とどこか能天気な自分は、これでちょっとお休みして、また節約モードに入ります。