RINA

2024 26 Jun

日本企業の熱い挑戦 at ニューヨーク

猛暑が続くニューヨーク。

夏バテをひきづりながら、

東海岸最大の食品見本市「Summer Fancy Food Show(サマー・ファンシー・フードショー)」の取材へ。

 

なぜに食品なのかと思われる方も多いでしょうが、

ファッションとフードは、最近では「素材」での繋がりなどもありますが、

なんといってもファッション業界の人たちはヘルスコンシャス。

フードのトレンドに気づいておくことは、ファッションマーケティングにおいても

非常に役立つことが多いのです。

今年もJETROさんの支援で多くの日本企業が「ジャパンパビリオン」に出展。

これは私の印象ではありますが、今年は品目のバラエティーさを感じた。

アジア市場が二の次というわけではないけれど、やはりアメリカ!

アメリカ市場で勝負するという、その熱が最高に良かったです。

見本市のレポートの続きは会員サイトのAILの方でお伝えするとして、、、

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最近GAP Inc. のグループ全体の動きが面白くなってきた。

玩具メーカーのMattel(マテル)の社長/CEOとして活躍してきた

リチャード・ディクソンが23年8月にGAP Inc.のCEOに就任して、

その後、2024年に入り、ザック・ポーゼンが GAP、Old Navyの

クリエイティブ・ディレクターに抜擢された。

最近N YにオープンしたBanana Republicのフラッグシップは

まさにブランドトランスフォメーションだし、

そしてNIKEのベテランデザイナーが、Athletaのヘッドデザイナーとして

就任するというニュースが駆け巡った。

数年前の Yeezy Gap Engineered by Balenciaga あれはかなりの冒険だった。

全くダメだったとは言わないけれど、今ようやくアメリカを代表する

カジュアルブランドの再生がスタートしたように思える。

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欧米の二次流通の世界はオンライン、オフラインで益々進化し、

思っている以上にすでに私たちはリユーズ、リセール、リサイクル品を

買い物の選択肢にしている。

日本ではまだまだリセールに参入したら新品商品が売れなくなるのでは?

と心配されるブランドさんの気持ちは分からなくもない。

でも、きっとそれはすでに新品商品の売れ行きに悩み始めていることから

生まれる不安なのではないかと想像してしまう。

ネガティブな発想は、ネガティブをもっと引き起こすと思う。

ブランドリセールへの参入もポジティブに考えれば、成功させることしか考えない。

結果、最初は小さな成功でも、その成功はビジネスの色々な部分に再び自信を与えてくれると思う。