久保 雅裕
ニューヨークの人気イタリアン「セラフィーナNY」が赤坂見附にオープン
赤坂店エントランスと内観(ノバレーゼ写真提供)
ノバレーゼが赤坂見附駅近くに2025年3月17日にオープンする予定のニューヨークのイタリアンレストラン「セラフィーナ」の内覧会に出向いた。
このところ、書籍の執筆に追われ、主分野のファッション以外の映画やアート、飲食、家具といったライフスタイル分野の取材に出向けなかったが、仮脱稿して、ようやく回れるようになり、嬉しい飲食取材となった。
今回オープンした「セラフィーナニューヨーク赤坂店」は丸の内、さいたま新都心に続く国内3店舗目で、テーブル102席とバーカウンター16席、250.87平米の路面店で、内装はシックでモダンなデザインだ。
特注の石窯を430度に熱し、2分間で焼き上げるクリスピーなピザは、直径32cm、厚さ6.4mmの大きく薄い生地が特徴。贅沢なトリュフピザなど約20種類を用意している。
ピザのほか、パスタ(25種)や肉・魚のメーン料理(10種)、前菜・サラダ(21種)、ドルチェ(10種)など北イタリアの料理をベースにしたニューヨーク本店のレシピそのままを提供している。ちなみにセラフィーナは、海外含め32店舗を展開しており、アジア圏のライセンスはノバレーゼが取得している。
創業者兼オーナーのファビオ・グラナートさん、ヴィットリオ・アサフさん
さて、まず大きなトピックスは、店舗限定メニューとして、“赤”坂にかけて開発した、熊本産の赤牛のイタリアングリルを用意していること。
さらに開業時には期間限定で、シーズンのイチゴを使ったイチゴとチョコのスイーツピザやイチゴと生ハムの冷製パスタなど7種の日本オリジナルメニューが登場する。
ピザのイチオシは、白と黒のトリュフが香るピザ「タルトゥーフォ・ネロ」(税込3630円)で、スライスした黒トリュフや2種のイタリアチーズなどを専用の窯で焼き上げ、香り高いピエモンテ産の白トリュフのオイルを回しかけるというトリュフの香りとチーズの旨味が凝縮された逸品だ。
ピザのほか、500グラムの特大Tボーンステーキを使用したトスカーナ地方の郷土料理「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」(同5500円)や濃厚な生ウニを贅沢に用いてアーリオ・オーリオに仕上げたパスタ「スパゲッティーニ・アイ・リッチ・ディ・マーレ」(同2915円)、
牛もも肉のマリネを薄くスライスしトリュフソースを合わせたニューヨーク店で大人気のカルパッチョ「カルパッチョ・マラテスタ」(同2090円)も興味をそそる。
赤坂店限定メニューは、熊本産赤牛の赤身の旨味が強い希少部位ランイチ(ランプ・イチボ)をしっとりと焼き上げるイタリアングリル「赤牛のグリリア、チーマ・ディ・ラーパとピエモンテーゼ」(税込3960円)。赤牛の旨味を凝縮させた肉汁とブランデーのソース、旬のイタリア野菜を添え、味のアクセントに、フォンティーナチーズを牛乳で溶かしたイタリア風チーズフォンデュ「フォンデュータ」を加えたピエモンテの郷土料理の一皿。
試食会は、前菜のアンティパストミスト 「旬前菜の盛り合わせ」からスタートした。
生ハムサラミ盛り合わせ トルタフリッタ
富山県産蛍鳥賊 新玉葱のフォンダン
国産筍とグリーンピース アーリオオーリオ
不知火デコポンとストラッチャテッラ
魚介類のマンダリンマリネ
ピザ
ピッツァ
タルトウーフォ・ネロ
芳醇なロビオラとフォンティーナ、白トリュフ香るスペシャリテ
パスタ
スパゲッティーニ・アイ・リッチ・ディ・マーレ
生雲丹のアーリオ・オーリオ
メインディッシュ
赤坂店限定 熊本県産「赤牛」のグリリア
チーマディラーパ ピエモンテーゼ
デザート
栃木県産苺「しもつけ貴婦人」のティラミス
至福の取材完了。
明日から東コレ取材回りで忙殺の1週間がスタートする。トホホ(^-^;