久保 雅裕

2021 28 Aug

ダンスキャリアから生み出される「今を生きる女性のための戦闘服」 RE SYU RYU

2018年にスタートした「RE SYU RYU(リシュリュ)」はクリエイティブディレクター、桜川友里恵のエンターテインメントを背景にしたキャリアから体感的に生み出されるデザインを特徴とした、着用してこそ輝く身体美を叶えるコレクションだ。
桜川は、国内の芸術系大学で洋舞を学び、首席で卒業後、振付からステージ設計、演出、衣装デザインまで手掛け、国内セレブをはじめ、多くの映画・音楽関係者から高い支持を得てきた。
ブランドコンセプトは「日常と非日常のあいだ」。レースや刺繍などテキスタイルにこだわった上質で華やかなスタイルは、コーディネート次第で「日常着」にも「非日常着」にも様変わりする。
今を生きる女性たちに向けて贈る「戦闘服」をイメージしてデザインされ、伝統や歴史的背景にジャパニーズカルチャーをミックスした世界観は、日本の職人技が生み出す繊細なディテールやテキスタイルによって表現されている。
22年春夏は「女性と花」をテーマに、女性の一生と花の生をリンクさせたコレクションを発表。儚げでいて逞しい生命力も感じさせる花の短い生涯を、女性の若さや歳月を重ねる老いの美しさ、その力強さと繊細さになぞらえている。
素材には自然を感じさせるリネン混やコットンなどを用い、花の膨らみや根から生え出る姿、そして枯れていく様をディテールとシルエットに表現。年代やあらゆるボディイメージを超えて、纏う人をより美しく魅せるよう願いが込められたコレクションだ。
さらに明るく鮮やかなカラー展開とアイテム単体や組み合わせから生まれるタイト&ボリューム、露出のバランスを意識したシルエットが特徴。コンセプトをディテールに落とし込む表現方法がブランドの得意とするところでもあり、今季はティアードやフリル、メローパイピングなどを採用している。

リネンライクショートジャケット 参考上代43,000円(税別) リネンライクティアードスカート 参考上代50,000円(税別)

タートルネックブークレニット  参考上代32,000円(税別)
<春夏展>
日時:8月30日(月)~9月10日(金)
場所:RE SYU RYU  〒107-0062 東京都港区南青山5-4-40-4F-A A-FLAG骨董通り
<問い合わせ先>
担当 : 杉保みなみ  resyuryusl@ningineer.com  080-4596-8171