久保 雅裕

2019 22 Apr

イタリア料理を堪能できる1日へ

フランスの南部に位置するオーブラック地方は、真の田舎といっても良いほどの自然と丘陵に囲まれた美しい風景が広がる。その中にソムリエナイフで有名なライオール村があり、眺めの良い丘にポツンと佇んでいるミシュラン3つ星レストランの「ミシェル・ブラス」がある。3年前に訪れた時に、「なんと晴れやかな場所で料理が堪能できるのか」とその美しい高原の景色に感動を覚えた。

仏オーブラック地方のミシェル・ブラス

さて、そのミシェル・ブラスの支店が2002年に洞爺湖にある「ザ・ウィンザーホテル洞爺」にできた「ミシェル・ブラス トーヤジャポン」だ。2017年にミシュランガイド北海道版にて2つ星を獲得している。前置きが長くなったが、そこのシェフディレクター、シモーネ・カンタフィオが登場するイベントが開かれる。

シモーネ・カンタフィオ

それはアジアで初開催となる「The Authentic Italian Table – The Italian Food Festival (1st edition) 第1回イタリア・フード・フェスティバル~イタリアを食べる日~」。5月28日、渋谷ストリームで開催される。これは「The Extraordinary Italian Taste」と題したプロジェクトで、イタリア食品の真の価値を守り、正真正銘のイタリア料理を世界中にPRする もので、本物のイタリア食材の価値を高め保護すること及び真のイタリア料理を継承することを目的としている。

会場では、本格イタリアンの大試食会やセミナー、食品ブランドのプロモーションが実施され、イタリア料理を極めたイタリアンシェフが30名以上集結。イタリア料理の北部VS中部VS南部、各地方食文化の比較、島の料理としてサルデーニャとシチリアの伝統料理、パン、ピッツァ、フォカッチャの世界、デザートとコーヒー、イタリアン・フィンガー・フードなどをテーマにした様々なセミナーも行われる。

ベリッシモ・フランチェスコ

アンドレア・コッコ・ヒライ

またスペシャルゲストには、シモーネのほかにもテレビでもお馴染みの饒舌かつちょっと軽いキャラで知られるイタリア料理研究家、ベリッシモ・フランチェスコや食の世界にも造詣が深い俳優、モデルで日本人の母親を持つアンドレア・コッコ・ヒライ。そしてイタリアを代表する人気料理研究家であるベネデッタ・パロディもイタリアからライブ中継でイベントに参加する予定だ。

ベネデッタ・パロディ

第1回イタリア・フード・フェスティバル~イタリアを食べる日~は、5月28日17時~20時30分に渋谷ストリーム(東京都渋谷区渋谷3-21)で開かれる。入場料は500円(事前登録)と1000円(当日)。主催は在日イタリア商工会議所。

参加レストランは、Alto Tritone (アルト トリトーネ)、 Antichi Sapori (アンティキサポーリ) 、Bar del Sole (バール・デルソーレ) 、Di Giorgio(ディ ジョルジョ)、Elio Locanda Italiana (エリオ・ロカンダ・イタリアーナ)、Focaccia di Recco 500 (フォカッチャディレッコ500)、Ibisco (イビスコ)、iCas storia (イカス ストーリア)、La Ciau (ラ・チャウ)、 La gioconda (ラ・ジョコンダ)、Mamma Luisa’s Table(マンマルイーザステーブル) 、Nido (ニド)、Oltrevino (オルトレヴィーノ)、Osteria dello Scudo(オステリア デッロ スクード)、Osteria TiaLoca (オステリア ティアロカ)、Pane e Olio (パーネ エ オリオ)、Peperosso(ペペロッソ)、Pizzeria a Rega' (ア・レガ)、Tanto Tanto Shibuya (タント・タント 渋谷)、Tharros (タロス)など。

5月28日の夜は、本場のイタリア料理に舌鼓を打ってみては、いかが?

<True Italian Table 公式サイト>https://authentic.iccj.or.jp/ (←イベント申込の事前登録はこちら)