久保 雅裕

2018 12 Feb

キャッシュレス化が進む中国にびっくり

2017年も終わろうとする12月25日、朝4時起きで羽田空港へと向かった。空港へ着いてみると上海へのフライトは、4時間半のディレイ。「もっとゆっくり寝られたのに~」と愚痴も言いたいが、誰も言う相手が居ないので、チェックインカウンターでお詫びにもらった900円のミールクーポンで朝からつけ麺を戴いた。そして、やはり愚痴を言う相手も居ないのでインスタに愚痴をアップ。

今回の旅は、寧波市にある杉野服飾大学の提携校「浙江紡織服装職業技術学院・国際学院・日中服飾専門課程コース」での集中授業。クリスマスに出発し、4日間で100分授業を15回こなし、晦日に帰国という強行スケジュール。我ながら、晦日まで仕事したのは久しぶりかも??。流通にお勤めの方には怒られそうだが(^-^;

校内には京セラ創業者・稲森和夫氏の「世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。あきらめた時が失敗である」の言葉が掲げられている。

朝8時15分から授業が始まり、17時10分までの長丁場。いかに飽きさせないように集中させるかに腐心する。当然パワーポイントも色々用意し、写真も盛り沢山。ビデオも使ってあの手この手で興味を引き出す。ただ、しゃべるだけでは、やはり飽きてしまうので、学生に質問したり、クイズを出したり。でもこれって日本の学生に対しても、考えてあげなきゃいけないことなのかもね? 因みにカリキュラムはというと、「ファッション産業の全般的理解~素材から世界の歴史と産地まで」「ブランドポジショニングマップを作ってみよう」「世界の流通リサーチ」「日本のファッション産業の歴史と今」「日本のセレクトショップとは」「取引条件と流通構造の変化&店舗指標の基本」「ファッション産業の職種」「トレードショーと輸出入」「ファッション産業の今日的課題」、てな具合だ。毎年、新しい事象が出てくるので、アップデートして改善している。

さて、ほぼ2年ぶりに訪れて変化していたのは、広い学内を縦横無尽に行き交うレンタサイクルとレンタ電気バイクだ。置き方はなってないが、「WeChatペイ」や「アリペイ」で、スマホをQRコードにかざして、「はい決済終わり」というキャッシュレス化がこの2年で、もの凄いスピードで進んだようだ。屋台や三輪バイクにもQRコードがあり、一発で決済可能。白タク(Uberみたいなもの)もアプリで呼び出し、着いたら決済。レストランでは、これで支払った方が割引になる。旅行者は国内銀行口座を持っていないので利用できないが、その辺りが解消されたら、中国によく行くビジネスマンにとっては必需品となるだろう。この分野では完全に中国に水をあけられた格好だ。

そして毎晩、現地派遣の先生と中国人助手達と中華料理三昧だったことは言うまでもない(^-^; 以下料理のオンパレード。

最後にSC内で見つけた「ニューバランス」??ん、違う「NEW BARLUN」