久保 雅裕

2021 18 Feb

魅力的なブランドを一挙紹介!! SOLEIL TOKYO BRAND NEWS

筆者が主宰する合同展「SOLEIL TOKYO」Vol.12の出展者からピックアップしてニュースレター配信を始めてみた。

そのまとめを一挙紹介してみる。

スペインから伝統的な技法で作られるモヘヤの逸品 MANTAS EZCARAY

ラ・リオハ州と言えば、スペイン最大のワイン産地として知られており、上質でコクのあるミディアムからフルボディの赤を生産することで有名だ。そのリオハを流れるオハ川渓谷に位置する町、エスカライで1930年に誕生した生地メーカーが「MANTAS EZCARAY(マンタス・エスカライ)」
創業者のセシリオ・バルガニョンが、マドリードを訪れた際に出会ったモヘア素材に感銘を受け、エスカライにある彼の叔父の古い工房でモヘヤ生産を開始したのが始まりだ。>>read more

NYコレに参加し、職人と作るサステイナブル・ラグジュアリーを世界に KoH T

デザイナー、糀泰佑とデザインパートナー、小澤由美子のデザインデュオによる「KoH T(コーティー)」は、2018年スタートのメンズ・ウィメンズウェア、服飾雑貨のブランド。
糀はブランドの在り方として「一つ一つのアイテムに込めた表面だけではないストーリーを体験して欲しい。そしてそのストーリーや物を誰かに語りたくなるようなブランドでありたいと思っています。物を生み出すブランドの責任として、生産地やクリエーターと協力し、より健康的な未来のために、クリエーションで未来に受け継ぐためのメッセージを発信しています。本当に価値のあるものは、人の手が加わり、過程も完成品も美しいし、時を経ても廃れずに受け継がれ、繰り返す度に価値を増していくと考え、物作りをしています」と決意を語る。>>read more

グラフィックや新しいディテール提案でギミックを効かせる N’enuphar

神戸の古着屋「タナゴコロータス」を運営する中村善幸が2014年に立ち上げたブランドが「N’enuphar(ネニュファール)」だ。デザイナー、パタンナーを兼務する中村は「エヌ・ハリウッド」を経て、2013年に異国情緒あふれる神戸で、古き良き古着の歴史を提案するタナゴコロータスをオープンした。ヨーロッパからの買い付けの古着を神戸、東京で店舗展開し、「さらに新しいモードファッションも発信したい」との想いから、神戸発のヨーロッパ古着屋が提案するモードカジュアルスタイルとユニセックスウェアのブランド、ネニュファールを立ち上げた。>>read more

写真は、20-21年秋冬コレクション

ダンスキャリアから生み出される「今を生きる女性のための戦闘服」 RE SYU RYU

2018年にスタートした「RE SYU RYU(リシュリュ)」はクリエイティブディレクター、桜川友里恵のエンターテインメントを背景にしたキャリアから体感的に生み出されるデザインを特徴とした、着用してこそ輝く身体美を叶えるコレクションだ。
桜川は、国内の芸術系大学で洋舞を学び、首席で卒業後、振付からステージ設計、演出、衣装デザインまで手掛け、国内セレブをはじめ、多くの映画・音楽関係者から高い支持を得てきた。>>read more

自立する構築的なバッグとペーパーホルダー CORINO2.9-1.0

「CORINO2.9-1.0(コリノ2.9-1.0)」は、デザイナーの大髙典子が2015年に立ち上げた生活雑貨ブランドだ。日本の革縫製職人と共に新たな分野の開拓を計り、革素材の可能性を探りつつ、循環型社会を目指した取り組みとして立ち上げた。
スタートは、生活に欠かせない普遍的な製品に+αの機能美を追求するため、国内各地の職人と協業し、高品質かつ大人のためのペーパーホルダーを開発したのが始まりで、さらには定番アイテムのペーパースタイルバッグをリモデルし、素材やカラーをアップデートし、変化させてきた。>>read more

作り手と使い手を繋げ、日本の技術と文化を伝えるファッションアイテムを提供 archaichic

「archaichic(アルカイシック)」は2018年、企業でファッションコーディネーター/デザイナーを経験した岩村明子が起業し、両親が営んできた地場産業の靴縫製加工を継承しつつ、職人の母と共に大阪市でスタートした。バッグを主軸にアパレルなどへも展開を広げている。
岩村は、「地域コミュニティーを形成してきた作り手と使い手が繋がり、学び合い、作り上げたアイテムを通じて、海外の人々が魅力を感じている日本の技術と文化を、次世代にも伝えていきたい」とブランド立ち上げの抱負を語る。>>read more