北川美智子

2020 26 Jan

Matohu 展

 日本人の中に眠る美意識を「日本の眼」というタイトルの元、8年の間洋服へ落とし込み17章のコレクションとして発表してきたmatohu(まとう)のこれまでの集大成ともいえる展覧会が20年1月8日から22日まで東京スパイラルで開催されました。
 日本人の心、侘び寂びは元より日常の中で切り取られた様々な事柄を改めて見つめなおすときに生まれる美意識のすばらしさが紹介されました。
 この17章は各シーズンのコレクションのテーマとして使われていたものですが、日本の美意識が、今、いかにサスティナブルであるか、そしてダイバーシティーを意味しているかが伺われます。
 日本庭園を想定した会場には自然があり、技があり、賑わいがあり静寂もある不思議な感動を覚えました。
 17章のタイトルは以下の通りですが一部をご紹介いたします。

(順不同)
かさね 秋冬
かさね 春夏
無地の美
映り
やつし
見立て
あはい
尽くし
吹きよせ
素(しろ)
ほのか
かろみ
おぼろ
うつくし
いき
かざり
なごり

和綴じ本「日本の眼」初版より

 

やつし

 

かざり

 

おぼろ

 

いき

 

あはい

 

かろみ

 

しろ

 

ふきよせ

 

うつくし

 

映り

 

つくし