様々な課題を抱えての年越しではありましたが、市場も厳しい世界情勢を反映して抑制された感じを受けはするものの、やはりモードやファッションには見るものにとって美しく夢を与えるものであってほしいと願います。
　ベーシックやクラシックな要素を持つ上質で格調の高いラインが見られる中で、新春にふさわしい華やいだ色、素材、形が目につきました。
　どこか懐かしいような、斬新でもあり、意外に身近かにあるような気がします。
　プリーツ、かさね、フリンジ、アシメトリーなどのデザイン、深紅ともいえる赤、濃厚なピンク、大きな花、深くどっしりした黒などが華やぎを伝えてくれます。