会場のいたるところで「eco」の文字がみられましたが、ESSENTIALSの中では環境に配慮したクリエーションとして特にポイントアップして扱われました。
　環境への配慮は従来にも増してファッション業界の一大事であり、業種の枠を超えた課題でもあります。
　次のようなアイテムとジャンルでエコのメッセージが伝えられました。

・アクティブスポーツ素材と機能素材
　　多様化と洗練化が進む中でTシャツやサイクリングショーツに使うストレッチ素材は環境負荷を減らした仕上げ加工がおこなわれ、機能性、耐久性の優れたファブリックにもリサイクル繊維の使用が行われた。
　　アウトドアの分野では保護機能のある有機コットンが脚光を浴びている。

・シャツ
　　オーガニックコットンのポプリン、都会的なストライプのシャツ地などにエコフレンドリーな仕上げ。

・ニット（ジャージー）
　　編み地のバリエーションが広がった。
　　ポロシャツ向けの極薄で滑らかコットン又はリネンのニット。
　　スラブ糸使い　　コーティング加工。
　　起毛　　軽いテリークロス。

・ドレスやアンサンブル
　　リサイクル繊維を使ったバイオベースポリアミド、ポリエステル、シルク。
　　滑らかさとしなやかさ　　環境に配慮した仕上げ加工を施したストレッチ。
　　シルクとキュプラの混合　　シックなタフタ風　　パウダリーなタッチ。

・ジャケット　　パンツ　　サマーコート
　　リサイクルの繊維　　オーガニックコットン　　薄くて密度の高いウール。
　　小ぎれいなデニム　　洗ったリネン　　繊細な織組織。
　　ダイアゴナル　　表面の細かな起伏　　しなやか　　優しいタッチ。
　　などなど洗練されたものになっている。