北川美智子

2018 05 Apr

Premiere Vision 2019S/S 8 Knit Wear(横編み)Hall 6 ヤーンとニットウエアのフォーラムより

 丸編み(ジャージー)の市場性が高まると同時に、横網独特の持ち味を生かしたヒットに注目が集まっています。
 編み機の機種によって編み地が分かれるレースやホールガーメントその希少性を高めたり、さらなる価値観に期待がかかっています。
 今回のニットフォーラムでは生物の擬態、重さを感じさせないボリューム、イレギュラーな変動が作り出すリズミカルなテクスチャーの波、誇張された3D の起伏、官能的なテクスチャーなどの様々は表面感が特徴です。
 その結果テクスチャーに個性があるジャカード、有機的な凸凹、波打つようなリブ、さざ波のような起伏などのなどの編み地が紹介され、滑らかさや糸の組み合わせと編み目の構造にバリエーションを持たせた新次元のハイブリッドなニットが目をひきました。

 プロポーションのバランス、レイヤー(重ね)、アシメトリーなど組み合わせたり、手編み調や伝統的な手工芸を先進的なテクノロジーと調和を取りながらブレンドして、横網の技の奥深さを示してくれました。