武田 尚子
伊勢丹でHANROカスタマイズキャンペーン
都市型百貨店は富裕層の拡大やインバウンド効果もあり、業績を上げている店が多いにもかかわらず、ランジェリー売場は全般に縮小傾向が見られるのは気になるところ。伊勢丹新宿店マ・ランジェリーは7月下旬にリフレッシュオープンし、同社ウエブサイトにはその狙いがこうあった。
ボディラインを美しく整え、快適な1日をサポートするだけでなく、心を満たす存在でもあるランジェリー。「誰かのため」ではなく、「自分らしくある」ためのランジェリーに出会う、“わたしのランジェリー”ショップとしてリフレッシュオープンいたします。
8月初頭に売場をのぞきに行ったが、かなりブランドを絞り込んだかたちで売場がコンパクトに縮小されていた。向かって右側はワコールの「ユエ」や「サルート」、トリンプの「フロラーレ」などの大手メーカーブランドが目につき、向かって左側部分は大幅に削られていた。「プリスティン」「ブラデリス」「リズ・シャルメル」といった強豪を背にしながら、その前面に売場を展開していたのがインポートブランドの「ハンロ(HANRO)」だ。
リフレッシュオープンを記念して多くのブランドがキャンペーンを行っている中で、「ハンロ」では“MY HANRO”プレゼントキャンペーンとして、7/23(水)~8/5(火)の期間中、「ハンロ」商品税込82,500円以上を購入のお客に、お客自身がカラーカスタマイズした同ブランドのロングヒット商品COTTON SEAMLESSキャミソールをプレゼント(仕上がりは10月)するイベントを行っていた。商品のカスタマイズに踏み込んだキャンペーンは、同ブランドのみ。
選んだ身頃(白・黒)に、好きな色の肩ひもがつけられる
これは世界初の試みということで、ハンロ社と日本市場の結びつきの深さがうかがえる。既に多くの方が発注したとのことで、ファン拡大は着実に進みそう。
