武田 尚子
2018
20
Apr
時代に呼応する「スキンアウエア」
日比谷ミッドダウンに初の直営店がオープンした「SkinAware(スキンアウエア)」は、2004年スタート(途中5年間の休止期間を経て2014年に再開)のオーガニックコットンのブランド。
2018秋冬物の展示会では、着心地のよさそうなルームウエアやワンマイルウエアから、スリーピングウエア、アンダーウエア、生活雑貨まで幅広いアイテムを展開していた。
生地はすべてオーガニックコットンにこだわっているが、驚くほど表情豊かだ。
アウターとしても着られるものが多いベロアのシリーズ。
裏側がモコモコであたたかいコットンムートンコート。
メンズも充実。ユニセックス感覚で女性が着られるものが多い。
リラックスした場面にぴったりの、体に優しいブラやボトムも充実している。
オリジナルのルームフレグランスミストをはじめ、コラボ企画のギフトアイテムも充実。地球環境に配慮した姿勢がより強調されている。
フードテキスタイルとのコラボによる、廃棄予定の食材(トマト、葉キャベツ、レタス、コーヒー)で染めたオーガニックコットン100%のTシャツ。
快適で安心安全のセックスのためのアメニティブランド「bdaORGANIC」との組み合わせを提案。従来のセクシーなイメージとは異なるパッケージデザインも好感がもてる。
ファッションに対する時代の要請に、洗練されたスタイルで応えている。
ファッションデザインの分野でキャリアを積み重ねてきたデザイナー、可児ひろ海さんの視点から、まさに地球や自分自身への“気づき(Aware)”を見事に具現化したブランドだと思う。