武田 尚子
花いっぱい、大人ブランドのイベント
日本のボディファッション(インナーウエア)業界、最近はあまり華やかなイベントが行われなくなったが(これはファッション業界全体の傾向でもある)、その中でもある意味、オーソドックスなスタイルでイベントを行っているのがトリンプ・インターナショナル・ジャパン。
今週は、同社の百貨店プレミアムブランドである「フロラーレ バイ トリンプ」のグローバルイメージキャラクターである女優のジュリアン・ムーアの来日記念イベント(CELEBRATE 18FW COLLECTION of FLORALE by Triumph)が開催された。
同ブランドは2016年6月に日本市場向けに日本でデビューした大人の女性のためのブランド(最初のイメージキャラクターは松田聖子!)。トリンプグループのグローバル戦略に伴い、ブランドイメージもだいぶ変わったが、デザイナーは一貫して尾台由美子さんが当たっている。
ジュリアン・ムーアと並びスペシャルゲストとして登場したのは、女優の大地真央。トリンプ・インターナショナル・ジャパンが全面協力した2015年のフジテレビ系配信ドラマ「アンダーウエア(海外では「アトリエ」)」で、ランジェリーデザイナーの役に当たり、尾台さんからいろいろなアドバイスを受けたという(本人の談話)。
同イベントは、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの代表取締役社長(写真左、ヴァンサン・ネリアス氏)と同会長(トリンプインターナショナルのオーナー社長でもあるオリバー・シュピースフォーファー氏)の日本語挨拶に続き、日米大女優2人によるトークショー、さらには2018秋冬物コレクションショーと続いた。
トークショーでは、美の秘訣、影響を受けた女性、ランジェリーとはといったお決まりの質問ではあったが、同世代ならではの実感がこもった自然な返答をしているのが(僭越ながら、お二人と同じアラカン世代の私は)印象的だった。
青山迎賓館の空間を活かしたファッションショーやインスタレーション