武田 尚子

2022 15 Dec

カシミヤ混紡のおしゃれなハラマキ

年齢を重ねるとともに、カシミヤのやさしさが手放せなくなってしまった。
カシミヤ山羊から採られた獣毛を原料とするカシミヤは、原料が限られていることもあって、まさにピンからキリまで。もちろん最高級のカシミヤというわけにはなかなかいかないが、寒い季節になると手持ちのアイテムの中でもカシミアセーターの出番が多いし、カシミヤのストールは年間通して重宝している。おそらく通常のウールやアクリルに比べると持ちがよくて何年でも使えるから、長い目で見てサスティナブルな素材といえるだろう。

ランジェリーの分野でも、ラウンジウエアを中心に、ヨーロッパなどでは昔からカシミヤが使われているのを時々見かけた。シルクウールやシルクカシミヤは、肌着の定番でもある。

この時季のプレゼントにも最適なのが、「ナオランジェリー」からこの冬、発売された、カシミヤ混紡のハラマキ「Warm Cashmere HARAMAKI」(税込6490円)。


エコロジー繊維の代表といわれるリヨセル(セルロース系再生繊維)85%に、ポリウレタン10%とカシミヤ5%を混紡したもので、リヨセルの特長である光沢やドレープ性、吸放湿性に加え、肌ざわりがソフトで伸びの良い素材となっている。
ハラマキといえば、お腹周りや腰を冷えから守る機能的な防寒アイテムだが、これはスマートでおしゃれな雰囲気。リバーレースの薔薇モチーフのワンポイントが、同ブランドらしいエレガンスさを表現している。冷え性の女性には年間通して重宝しそう。